kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

2019-01-01から1年間の記事一覧

Ghosen arrested for four times!

こんにちは。 もちろんボクはカルロス・ゴーンの件は、トンデモない話だと思ってますよ。 https://www.youtube.com/watch?v=_ITpv8MZMEc 日本の人質司法は戦前からのもので、今頃になって話題になるのは、本当に情けない。ボクが法学部にいた30年以上前から…

法 La Loi, the law by Frederic Bastiat

「法」の訳出に取り組んできましたが、今日ついに下訳が終わったのを勝手に記念して、upします。(まだいろいろと原注、訳注なんかが足りないのですが、ちょっと疲れてきたので、これはちょっとばかり休憩することにします、すいません)かなり長いので、印…

「積極的な」自由とは??

こんにちは。 自由という概念の区分として有名なものに、消極的自由と、積極的自由という二分法があります。こうした自由論で有名なのがアイザイア・バーリンでしょう。 自由論【新装版】 作者: アイザィア・バーリン,小川晃一,小池銈,福田歓一,生松敬三 出…

合理的な区別と不合理な差別

こんにちは。 今日、大学で学生から質問を受けました。「なんで会社に入るのに、実際には役に立たないテストを受ける必要があるのか?」 興味深いので、このポストでは質問を一般化して、「なぜ、社会でテストが重視されているのか?」 というものに変えて考…

今回の文明崩壊

ボクはバスティアを翻訳しているくらいだから確かに自由主義者なのだが、自由主義的な移民政策が大きな政治的な軋轢を生み出すだろうということも、よく理解している。 おそらく、ボクの個人的な人間観・科学的な世界観には、自由主義的な政策には都合の悪い…

休みとはいうけれど

こんにちは。 www.itmedia.co.jp 大学の教員の仕事は、研究でも授業でもなくて、文科省と各種の評価機関(疑似役所)への書類を書くことです。 この傾向は、僕が大学に勤め始めた24年前から、どんどんひどくなってきています。今では「科研費をくれ」とい…

週15時間労働は遠いが

ケインズの経済学はさておき、彼はハーヴェイロードに住む貴族だったので、将来は人間が働かなくても良くなるという話が好きだったのだと思う。1930年という時期に、孫たちの時代には、週に15時間しか働かなくなるだろうと予想したのは興味深い。まだ…

重農主義政策

こんにちは。 今 またバスティアを訳しています。「法 La Loi」というやつ。内容については、また感想を書きますが、kyuuriさんも訳されているので、読めば面白いと思います。(ちなみに底本となる英訳はすでに4つ以上あります。) それで今日は、バスティア…

人手不足なんて存在しない!

こんにちは。 オーストリアンではなくても、一般均衡理論を理解している人なら、「人手不足」という概念など存在しないことがわかるはずです。それだけでも、経済学部を出る意味があると思います。だって、論理的に考えれば明らかなことなのに、(世間さまを…

CSRとは?

こんにちは。 ふつう自動車系の評論家が書く社会ネタは、的外れで面白くないものがほとんどです。しかし、今日読んだブログで考えるところ、興味深かったのはこれ。 www.itmedia.co.jp 昔読んだフリードマンの本では、「企業は人間ではなく、単なる組織でし…

有料テレビが見てみたい!

こんにちは。 YouTubeなんかを習慣的に見るようになると、そこでの広告も見ることになります。それで多くのアニメがNetflixで見られる、というか、Netflixでないと見れないことが分かりました。 ボクが面白そうだと思ったのは、Ultraman, Devilman crybabyな…

現金を使う権利

ボクの母は現金しか使わない。使えないというほどでもないのだが、使った分が分かりやすくて良いんだと言っている。 ところで、最近話題のフィラデルフィアなんかの訴訟では、Amazon goとかで現金が使えないのは銀行口座を持てない貧困層への差別だとして、…

年差1秒とはすごい

驚いたことに、シチズンが年差1秒のムーブメントを開発したとか。 japanese.engadget.com 5秒、10秒というムーブはあったが、1秒にまで高めるというのはかなり大きなこと。まあ、もちろん実用性とは無関係だけど。 よくクルマ好きな人が語る「味」とか…

無政府主義者はテロリスト

最近ジュリアン・アサンジがロンドンで逮捕されている。奇行が過ぎてエクアドル大使館から投げ出されたんだとか、それはともかく、、、 パナマ文書なんかを見ても、彼がやってきたことは「良いこと」であって、彼は悪いやつと言うよりは、良いやつだとおもん…

貨幣は自生的秩序だと思います

今 たまたまラヴィさんという人が、昔のボクの投稿にコメントをくれていることを見つけたので、それについて2点ほど思ったことを 少し。別にラヴィさんを批判したいということはまったく意図していません、念のため。 ラヴィさんは「リベラル」であると自称…

本州の家の断熱性

こんにちは。 さて とあるYouTuberのビデオを見ていたら、北海道ではセントラルヒーティングが普通である話をしていました。あとはドアや窓がすべて日本式の引き戸ではなくて、ヨーロッパ式の開き戸になっているという話。 これは引き戸の場合には必ず隙間が…

生産性改革はツラい

Cashless というかFinteckブームの到来で、三菱UFJの新卒採用数が530人になるんだという。というか、驚いたのは むしろ07年という比較的に最近の採用が2000人にものぼっていたこと。ということは、この時代に採用された学生も今年は34歳になっているはずだ。…

日本の生産性は低いという、、、ヘタレ的自己批判

イチローも引退して、メジャー、というかスポーツははさすがに厳しい世界だと感じる。関連して、思うのは日本の労働生産性がアメリカやドイツの3分の2しかないことについて。最近は自分の生産性の低さにも呆れ果てるところもあるので、一筆。 今日は橘玲さ…

印鑑も漢字もやめるべき

今日たまたま2つの記事を見つけて、興味深いのでここに書いてみる。 一つは印鑑の使用を止めたほうが良い時代になったという話。もちろん、電子的なやり取りにとって効率的ではないのだが、それに印鑑製作の業界団体が反対しているという当然というか、いつ…

スーツを毎日着る必要があるんだろか?

そういえば最近読んだニュースに、ウォール街でもさすがにスーツを切る必要がなくなってきたというのがある。確かに現代のビジネスマンの大成功者たち、ジョブスにしても、ザッカーバーグ、ジェフ・ベゾス、ラリー・ページ、などなど誰一人としてスーツを着…

コオロギバーが良さそう

もう20年以上前になるが、一ヶ月ほどバンコク、それから北京に滞在してていたことがある。街を歩くと、屋台に多くの昆虫が売られていた。今となっては、それを気に留めず、特に食べようとも思わなかったのが残念だ。 さて2013年にWFOのレポートが出てか…

久しぶりに暗号通貨の話

こんにちは。 久しぶりにビットコインの話を少し。実は、去年の暮に、一般人向けの公開講座という形で少しばかり暗号通貨について話しました。そこでの話でいちばん重要な点だけをここに書いてみましょう。 ちなみに2013年あたりのブログポストを読んで…

YouTube 見るのに忙しい!

こんにちは。 しばらく休んでしまいましたが、その間 ちょっと息抜きに主にYouTubeを見ていました。もう完全にテレビそのものになって感じです。なんと言っても、例えばですが、“Mazda 3”とか “CX-30”というような、やたらと細かい情報についての動画が世界…

Mercedes, Rolex には簡単に追いつけないが

今日テレビを見ていたら、キム・ジョンウンがハノイに到着した様子が流れていた。メルセデスのストレッチリムジンで移動している。ロシアのプーチンにしてもメルセデスだし、国際的な賓客という場面では、大体メルセデス・ベンツが利用されている。 ボクのよ…

自然権思想という公理系

先日のLysander Spoonerの話ですが、ちょっとボクの書き方が間違っていてすいません。もともとの treason反逆 の由来は独立戦争ですが、彼が19世紀中葉のアメリカでの著作で言いたかったのは、 「合衆国憲法に対して、法的な契約書として“実際に”署名した…

日本では引っ越しは高つく!

日本では、引っ越しが高つくのは皆さんご存知のとおり。ボクが東京で過ごした80年代では、礼金2・敷金2・前払金1、おまけに連帯保証人なんかが必要で、引越し費用もかかるため、結局のところ家賃の6ヶ月分が必要+αということが普通だったと思います。 ア…

会計の世界史

会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語 作者: 田中靖浩 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2018/09/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る たまたま図書館入り口で見つけたので、読んでみた。 イタ…

バスティア 見えるものと見えないもの

一昨年 調子が悪くなる前にBastiatの「見えるものと見えないもの」の新訳を見つけました。自分が使った英語と比べてみたところ、この新訳のほうが絶対に原文のフランス語に近いことが明らかでした。 そこで紀要にでも載せようかと思って少しだけ訳しはじめた…

Akitada 菅原顕忠はだれだ??

去年のこと ある朝起きてみると オランダ人の友人からメールが来ていた。いわく ”Ken オレは研究の気晴らしに探偵モノを読むんだが、ところで「アキタダ シリーズ」が面白いと思う。お前も読んだか? が、日本ではどれくらいウケてる?” という内容だった。…

あのアメリカ人とは違う!

ふるさと納税の返礼がAmazon gift券になるという泉佐野市のホームページにアクセスが集中して、災害モードに切り替わっているということらしい。 いつもながらバカらしいのは、こういう返礼品を送ったり、探したり、納税手続きをしたり、こうしたエネルギー…