kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

2010-01-01から1年間の記事一覧

浮遊者さんとの科学問答

僕は個人的にfuyu-syaさんhttp://d.hatena.ne.jp/fuyu-sha/とメールをやり取りしているのだが、suggestされた本を読んだりもしている。それで、「証拠に基づく事実」の重要性について感じたことを、以下のようにメールをお送りした。パラサイコロジー、民間…

Homepage をつくりました

今日は時間をかけて、ホームページの移植ついでに、すこしばかりイメージも変えたみました。 職場のサイトが死んでから長い間が経ちましたが、興味深いことに、先日職場のサーバー担当の方から、「死んで長い時間が経ちましたが、どなたも気づかないようなん…

ロウソク業者の請願 Petition of Candlemakers

なんか、不明の理由から職場のサーバーが死んで長い間が経ちました。そこで、今後はすべてのファイルを「はてな」に移し、ホームページは、ペラ1枚にしてkurakenya.jimdo.comあたりにでもにつくろうかと思い立ちました。現在製作中なので、あまりできていま…

「熱い」人格とは??

今日は、久しぶりに高校時代からの友人に会うことになった。彼は、僕が出会った中でもっとも「熱い」、たとえるなら松岡修造タイプの男だ。まあ、高校時代に出会ったからこその友人だが、成人してから出会ったら皮肉屋の僕と熱い彼の間にはおそらく交友がな…

doomsdayは何年後?

15年前に日本に帰ってきてから、講義では必ず財政赤字の話をしている。doomsdayに備えてできることは、「株式、土地などの資産にすること」などと、貯金もないだろう学生に原則論を教えることの無意味さ、虚しさよ。さて問題なのはいいとして、それでは一…

テロの捜査は確かに難しい

友人から、公安テロの話は、Wikileaksではなくて、もっと一般サイトからの漏洩だという旨の連絡をもらった。この点、調べてみると、なるほど、小生が何も知らなかっただけであることがよくわかった。出版差し止め命令まで出ている割には、われながら世間知ら…

医療の遅れは人殺しだ

「先端医療」についてのムックを読んでみた。http://www.amazon.co.jp/dp/4862486487/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1292571239&sr=8-1いろいろな先端医療の話が載っていたが、一番面白かったのは、遠隔手術ロボットのダヴィンチというスゴ腕のマシンだ。彼は微細…

上杉隆さんのほうが正論だろう

先日の件の旧友が「知ってたか?アサンジの逮捕の理由は、コンドームが破れていたことだぜ」と聞いてきた。小生は知らなかったことだが、そこまで露骨な別件逮捕だとは、正直に言ってたいへんに驚いた。それも、スウェーデン政府が!!今日はダイヤモンド・…

157円のサイフは捨てました!!

先日、旧友に会ったところ、「おまえのブログで書いていた150円の財布はどうした?」と聞かれた。報告していなくて申し訳ないのだが、彼には「捨てた。なんでかっていうと、表面の青いプリント柄が色落ちして汚くなったのと、そのプリントがネバネバして…

Mr.Assange逮捕こそ冤罪だろ?

今日、たまたま日経を読んでいたら、論説委員がWikileaks 批判をやっていた。いわば、メディアと違って、Wikileaksは無責任で、かえって国民の知る権利を危うくしかねないのだそうだ。こういう人はジャーナリストではなくて、官僚や政治家になるべきだったの…

やたらと安いサイフ

今日 小生はconsumerismへの小さな反抗として、100円ショップで157円のサイフを買った。これを今まで使っていた、1万円の財布に変えて使ってみようというわけだ。財布なんて、おそらくどの素材で作っても、縫製には数百円しかかからないだろう。それ…

黒人解放の倫理とTPPの倫理の論理的帰結

slumlordさんのTPP議論に触発されて、久しぶりに僕も書いてみようと思い、一筆奏上。そもそも、アメリカの黒人の解放が議論されたときにも、南部の奴隷主は奴隷解放時の自分たちへの補償を要求していた。しかし、ロスバードいわく、「補償を受けるべきなのは…

早期の介入教育の効果は?

James Heckman は有名な計量経済学者で、ノーベル賞も受けている。この人はシカゴ大学にいるのだが、割と最近に、60年代に、貧困地区の未就学児童を対象にして、その環境を改善した結果を40歳になるまで追跡したというPerry preschool program のcost/be…

いろいろ意見は異なっていて難しい

僕もメンバーであるLJPでは、先ごろ小さな対立がありました。大枠で見ると、オーストリア学派をめぐる意見の対立のようにも思われましたが、誰にでもある種の思い込み、思い入れはあるはずなので、リバタリアンと言っても多様な主義主張があって、難しいもの…

麻薬はなぜ禁止されるのか?

この頃はどうもメンタルに落ち込んで、すべての生産性が落ちてしまう。よく報告されているような、日光の量や気温と関係したmood disorderなのだろう。 さて、なんとなくElliott Sober「進化論の射程]という訳本を読んでみた。http://www.amazon.co.jp/dp/43…

消費主義は広がっているが、、、

カゼをひいたため、今日は朝から体がメチャだるだった。ところが、家族で近くにできた小さなモールに行く約束をしていたので、行ってきた。もちろん、子供に散財させられたのだが、、、 こういった消費主義的なライフスタイルは、アメリカでも日本でも、ある…

「反 知的独占」

小生が前にちょっと書いていた、「against intellectual monopoly」が「反 知的独占」として、かの有名な山形浩生さんによって翻訳されたので、皆さん是非読んでみてください。http://www.amazon.co.jp/dp/4757122349/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=12892…

人生というシグナリング・ゲーム

前のブログにanacapさんが反応して、「人生の出費のほとんどがムダだ」という鋭いtweetをしてくれた。小生は、それで、さらに考えれば考えるほどその通りだと思ったという追記をしよう。ローレックスやエルメスの内在的な(それらが存在するとして)価値はお…

葬式に出てみて

一昨日、故郷の富山での親戚の葬儀に参列した。それで、「立山」という割と富山では有名な酒を香典返しにもらい、今だらだらと飲んでいる。小生のようなグルメからもっとも縁遠い人間には、とくに味もわからないのだが、、、葬式というやつは、つまりワケの…

マニングの2D:4D 読んでみた

指の長さの研究で有名なマニングの『二本指の法則』を読んでみた。マニングは、人差し指対薬指の割合2D:4Dが小さいことは、胎児期におけるテストステロン(男性ホルモン)のレベルが高いことを使った研究でたいへんに著名な心理学者である。この2D:4Dを使っ…

「第二のマクガバン報告」オススメします

そういえば、先日小生は「ベジタリアニズムは体にも地球にもいいよ」という公開講座をした。正直なところでは、小生は地球の温暖化はよくわからないのだが、とにかく、公開講座は対象が一般の方なので、当たり障りのない内容が好まれるので、そういうマーケ…

hyperbolic discounting etc.

今日は仕事で地元企業の採用担当の方々とのパーティに参加。僕のような世捨て人には話が難しくて、荷が重いぜ、はあー。ところで、そのパーティの講演にテレビで有名な大物評論家の福岡政行さん(だったか?)が登壇、「今後の政治と経済」みたいな話をして…

日経電子版が7万subscriptionも!

今日すこしばかり近くのモスバーガーで仕事をしていたが、そこには日経新聞がおいてあるので、気晴らしになるので時々読んでいる。それで、今日の記事の中に、日経電子版を購読している有料会員がすでに7万人もいるということが書いてあった。これは、有料…

繁栄 by Matt Ridley

今日、小生は職場の仕事で選書をしていた。で、10月22日に早くもマット・リドレーの『繁栄―明日を切り拓くための人類10万年史 』が上下巻で発売されることを知ったので、皆さんにもオススメします。繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(上)著者:…

先進国でも固定回線は要らなくなるかも?

この前LJPでも書いた「電波帯域の競売」の話は、僕的にはたいへんになじみぶかくて当然的なアイデアなのだが、まったく世の中の常識とあわないのは残念だ。政治用語でいうなら、慚愧に堪えない。いつもながら、私有財産化というのは、つまりは共有地だったも…

見えるものと見えないもの

過去のものを、大幅に校正しました。 久しぶりに読み直して校正してみると、 だいぶ読みにくいな部分も多く、 また本質的な誤りもあったりして、 赤面しました。大きく改善されたとは思いますが、 まだまだというレベルですか。 ?????????????…

キャプラン「選挙の経済学」は正しいのだろうが、、、

機能は酔ってわけのわからないことを書いてしまい、どうもすいませんでした。さて小生は今日は、少しだけキャプランの「選挙の経済学」を読みました。去年、英語で読んだので、再読なのですが、、、(なお、訳がグチャグチャしていて、読みにくいのが残念で…

年をとる価値は僕にはない

アメリカの文化においては老化を軽蔑するという側面を持つのは、ロビンズによればアメリカ的な文化だと言うが、それは間違いで日本を含む、あらゆる社会でも同じだと思う。そういえば、自分も30歳になって以降、鏡をみることを自然と避けているが、それは…

書評:「100歳まで元気に生きる!」

僕は「100歳まで元気に生きる!」、確か原題は Healthy 100 hundred だったように思うが、を日本語訳で読んでみました。去年、在米中にすでにこの本をよく見たのですが、他の本を読んでいるうちにタイム・アウトとなったわけです。前にも書いたかもしれま…

見える物と見えないもの、近況報告

ちょっとした現状報告なのだが、今週僕は自由時間の多くをバスティアの校正にとりくんでいる。 恥ずかしい話なのだが、去年一応やったということで、2009年版をpdfにまでしてホームページに載せてある訳は、今校正しつつ読んでみると、読み易くないの…