kurakenyaのつれづれ日記

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休みとはいうけれど

こんにちは。

 

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大学の教員の仕事は、研究でも授業でもなくて、文科省と各種の評価機関(疑似役所)への書類を書くことです。

 

この傾向は、僕が大学に勤め始めた24年前から、どんどんひどくなってきています。今では「科研費をくれ」ということに応募しないと、所属大学の評価が下がるので、全員が科研費にも応募する必要があります。授業評価はあれやこれやで毎年、すべての授業に5種類ぐらいあって、もう学生もマークするのもうんざりしています。ほとんど全員が、適当に一列にマークし続けているだけ。

 

自己評価・点検という名目で、死ぬほどの書類を毎年役所に提出するために、数十回の会議と、書類の作成に追われています。当然、その結果としては、授業とか、研究とかは、やっているフリをして、どうやって書類上でやっているように見せかけるかが圧倒的に重要なことになります。

 

結局、大学という組織自体が文科省の外部組織になって、税金を投入してもらう代わりに、内部書類を書くことにおそらくは半分以上のエネルギーが投入されているということなのです。明らかに日本の生産性は下がるでしょ、これじゃ。

 

 

例えば、さらに教員免許を出す大学であれば、さらに格段に要件が上がります。当然、年中そうした役所からの通達への、対策ばかりやってます。教員免許なんて、まったくもって要らないものを取らないと教師になれないなんて!! 

 

実際に、塾の先生のほうが面白いって、ボクの子どもたちも言っていますが。。。明らかに日本の自動車学校と同じくらいに、大学の教育が(少なくとも実用性基準において)無駄なことは明白です。

 

 

そういえば、アメリカでは20ドルで自動車免許が取れたし、更新する際にも自動的に住所に送られてきました。警察利権がある限り、これがムリなのは皆さん承知していることではありますが、、、 変に連休を増やして、みんなで渋滞に突っ込んで、イライラして疲れるのがそんなに充実感があって楽しいことなんでしょうか。

 

まずはそうした意識改革がないと、生産性革命なんて向上しないと思うけどなあ。役所にハンコを届け出ることが当然なら、まる一日は潰れるということがなんでわからないのかなあ??? わかってるんだろうな、実際は。。。

 

でも、なんでみんなが納得してるんだろう? この国の人は。