驚いたことに、シチズンが年差1秒のムーブメントを開発したとか。
5秒、10秒というムーブはあったが、1秒にまで高めるというのはかなり大きなこと。まあ、もちろん実用性とは無関係だけど。
よくクルマ好きな人が語る「味」とかいうのがあるが、それはなんだろう? 結局は、多くの機械の集合が生み出す機能や手触り、感覚などの集合なのだが、実用性とは無関係なレベルにまで高まれば、アジということになるのだと理解している。
時計の場合は、多分手触りとか細部に至るまでの微小な機械の組み合わせなどが評価されてきている。常識的な意味での実用性を超えた精妙、meticulous とかみたいなことなんだろう。
それにしても、カメラにしても時計にしても日本人というのはすごい。物理物に関しての追求の感性は抜きん出ている。とすると、GAFAみたいなプログラムやシステム構築というのではなくて、やっぱりものづくりということになるのかもしれない。
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