2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は前から気になっていた、漱石文学の嫡流として『続明暗』で名高い水村美苗さん、 経済学者には岩井克人さんの配偶者であることでも有名な人の 『日本語が亡びるとき』を興味深く読んだ。 以下はAmazon.co.jpでの書評と同じになるのだが、 ______…
先週は大学のクラス会に出たついでに、 昔の教養キャンパスを歩いてみた。 モダンな建築と学際準備のダンスにあふれる場となっていて、 ちょっとばかり驚いた。 20年と超える時間とは本当に大きなものだ。 ところで、mojixさんが 「現在の大学に代わって、企…
やる気がちょっと失せた今日この頃は バスティアの「見えるものと見えないもの」を訳したりしている。 翻訳と著述は別の難しさもあるが、 やはり人のものを訳する方が、mental な負荷は相当に低い感がある。 とはいえ、情けない小生はフランス語がまったく読…
小生はMONO好きということで、大学時代から頻繁に MONOマガジン、DIME、NIKKEI Trendyを読んでいるが、 モノへのこだわりはやはり、モノマガジンが一番優れていて、 読んでいると、編集部諸兄のつきないモノへの興味と愛着を感じる。 さて、DI…
そういえば、クルマと時計は相性がいいという話を書いたが、 パソとクルマがよくないのはなぜかは、大きな謎だ。 しかしimpress.co.jpなどのサイトでは、 パソとロボットが両方ともあるから、 おそらくモーターで動けば、 パソ好きな人は納得してロボットに…
時々、小生の著作への批判に 「なんで、コミュニタリアニズムへの言及がないのか」 というものがある。 何でなのかといえば、まず第一に 小生があまり「自分の知的な風景の中に故郷の記憶がない」という 個人的な感覚がある。 小生の世界感と認識はすべて西…
モン・ペルラン・ソサイエティでのランチ・トークに ベッカーが、フリードマンが指摘したように、 資本主義の発達は、必然的に階級差別を否定してゆくというものがあった。 ベッカーはフリードマンの指摘の通り、 インドの経済発展に伴う差別の減少を指摘し…