2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧
僕が大学に入った84年当時、進化論と人間科学を結び付けようとする研究者はいなかったように思う。 社会科学の研究者には全然関係がないと思われていたのだろう。 対して、まさに観念論みたいなのが日本の支配的な社会科学だという感じだった。しかし、ア…
僕はあと10日余りした23日からアメリカに行く予定なのだが、 一般に大学では、7年に一度ほど研究休暇を取ることが多い。 これはsabbaticalと呼ばれるが、「安息日」を意味するサバトと同語源のようだ。 多くの研究者がこれを使って著作の原稿を練るのだ…
先日北大の高橋泰城さんにセミナーをしてもらった。 この人は科学の未来をつくってゆくであろう素晴らしい知性の人で、 その科学的知識の深さ、広さ、理解力には小生はただただ驚嘆してしまった。 内容がやや専門的になってしまうが、 ヒトの時間割引につい…
本書は元実務家であり、現在は経済学教授によって書かれた 秀逸な経済学の入門書であり、『スタバはグランデをかえ』の続編である。 一読して、価格の決定がいかに為されているかが、経済学の標準的な理論を使って 丁寧に説明される。特に、シニア割引のよう…