2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
こんにちは。 先日 バスティアの「法」をupしてみました。これは政治的なパンフレットなので、その中では1849年時点のフランスの政治状況や、あるいは社会思想の常識などがリアルに描かれています。そうした状況の違いは 現代人からすると かなりの違和…
こんにちは。 何ヶ月か前に たまたまスティグリッツの教科書を調べ直す機会があった。代表的な教科書なので、記述なんかについてちょっと参照しようと思ったのだ。あちこちで気付くのは、スティグリッツという人は、根っから本当に政府が好きなんだというこ…
こんにちは。 資本主義の問題点として 結果の不平等がうまれるというものが挙げられます。そういう人の主張は 人間の各種の特性が「おおよそ同じ」という感覚に基づいています。 10万年の世界経済史 上 作者: グレゴリー・クラーク,久保恵美子 出版社/メーカ…
こんにちは。日本の区分所有権法では、タワーマンションの多くがスラム化 → 廃墟になるという話。いまのままじゃ 間違いなく そうなるだろう。 president.jp さて先日、REITの運営会社に勤める友人Aと、いつものように東京駅で飲んだ。以下はその時の会話の…
こんにちは。 個人的な話で すいません。 ボクの会社は63歳で定年なので、あと10年ということになります。 で、あと10年 x 30週(年間授業) = 300 ですね。 今年はもう5週間が終わった感じなので、 つまりはあと295週間が残された職業生活…
こんにちは。 もちろんボクはカルロス・ゴーンの件は、トンデモない話だと思ってますよ。 https://www.youtube.com/watch?v=_ITpv8MZMEc 日本の人質司法は戦前からのもので、今頃になって話題になるのは、本当に情けない。ボクが法学部にいた30年以上前から…
「法」の訳出に取り組んできましたが、今日ついに下訳が終わったのを勝手に記念して、upします。(まだいろいろと原注、訳注なんかが足りないのですが、ちょっと疲れてきたので、これはちょっとばかり休憩することにします、すいません)かなり長いので、印…
こんにちは。 自由という概念の区分として有名なものに、消極的自由と、積極的自由という二分法があります。こうした自由論で有名なのがアイザイア・バーリンでしょう。 自由論【新装版】 作者: アイザィア・バーリン,小川晃一,小池銈,福田歓一,生松敬三 出…
こんにちは。 今日、大学で学生から質問を受けました。「なんで会社に入るのに、実際には役に立たないテストを受ける必要があるのか?」 興味深いので、このポストでは質問を一般化して、「なぜ、社会でテストが重視されているのか?」 というものに変えて考…
ボクはバスティアを翻訳しているくらいだから確かに自由主義者なのだが、自由主義的な移民政策が大きな政治的な軋轢を生み出すだろうということも、よく理解している。 おそらく、ボクの個人的な人間観・科学的な世界観には、自由主義的な政策には都合の悪い…
こんにちは。 www.itmedia.co.jp 大学の教員の仕事は、研究でも授業でもなくて、文科省と各種の評価機関(疑似役所)への書類を書くことです。 この傾向は、僕が大学に勤め始めた24年前から、どんどんひどくなってきています。今では「科研費をくれ」とい…
ケインズの経済学はさておき、彼はハーヴェイロードに住む貴族だったので、将来は人間が働かなくても良くなるという話が好きだったのだと思う。1930年という時期に、孫たちの時代には、週に15時間しか働かなくなるだろうと予想したのは興味深い。まだ…