kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

免許制度の愚

昨日、友人と話していて、 岐阜県の交通安全協会は当然に「順路」上の最初にあって、 自分は絶対に払わないと主張すると、 別コースでの手続きするペナルティがあると言っていた。 だいたい、田舎の交通安全協会の方が、 住民運動がない分だけ、こういったい…

リバタリアンはこの不況をどう捉えるか?

以下のメールは知人に送ったものだが、 現状の経済不況への僕的な認識を示しているので、 お読みください。 ?????????????????????XXXXさま さて、この世界大不況を目の当たりにして、 資本主義を信じるのは確かに難しいかもしれないで…

libetarian paternalism

シカゴ大学のリベラル学者のThaler と Sunsteinが 以前からの多くの論文に加えて去年"Nudge"という本を書いて、 libertarian paternalism を広めようとしている。 この考えは、自由に退出可能なオプションは用意するが、 しかし、defaultとして、政府が望ま…

遺伝子が俺を殺人に駆り立てたんだ!

人殺しをした生物学的父を持つ男が、 養子として通常の家庭に育ったが、 生物的な父と同じように残虐な殺人をしてしまった。 弁護士は、「彼には殺人の遺伝子があり、 彼はその言いなりになったのであって、 責任を問えないのだ」と主張した。 これは例によ…

東アジア人が科学を生み出せなかったわけ

前前回のpostはかなりヤバい内容だったが、 今日はさらに常識的ではない、politcally incorrectなことを書いてみたい。 DenmarkのNyborgという学者(彼はHanse Isenckの学徒)は、 男女双方において、性ホルモンが多ければ多いほど、 その個体発生が攻撃的、…

Hey Say Jump

3歳の息子がHey Say Jumpにはまって、 毎日ようつべで数時間もいろいろみている。 先日友人とも話したことなのだが、 小生の中学時代のタノキントリオから始まって、 ジャニーズの人気というのは実に東アジア的なものだと思う。 西洋文化には、美少年アイド…

合理性とは何か?

近代啓蒙主義のテーゼの一つに、 「合理的ではない差別は、理性に照らして肯定されない」 というような、ある種の平等主義がある。 僕はこれにひじょうに納得しているし、 自分はかなり教科書的な生き方をしていると思っているのだが、 問題は随所で起こって…

澤口俊之さん

一昨年まで北大医学部の教授をしていた脳科学者に澤口俊之さんという人がいる。 昔『脳と心の進化論』を読んだときに、 非常に独創的でいい学者だと思った。 科学ジャーナルに精通している人で、 霊長類の大脳皮質の進化が、 社会性の発達によって直接的に影…

神経経済学は「政府」を肯定するのか?

以下の文章は小生が、今日知り合いの学者に送ったメールである。 ここに、はたして小生の下部科学的な意思決定のミクロ理論への探究と、 マクロ的なリバタリアンな思想が、整合的であり得るのか? という疑問へのtentativeな考えを示してみました。 大変に長…