kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

2012-01-01から1年間の記事一覧

工業、農業高校とかって何??

どこの国にでもあるのだろうが、政府の審議会というのはバカらしい。 今日、たまたま日経を読んでいたら、またしても「大学入試に、意欲、能力などを総合的に判断」とかいう審議会の結論? が載っていた。なんでも、世界的な視野をもった人材を教育するため…

所得格差は開く一方のようだ

最近、たまたまアメリカの所得分布を見る機会があった。内容をざっくり言った感じでは、年収の下位10分位で150万ほど、上位10分位で1500万以上の差は、10〜20倍といったところか。日本よりも、下の所得は低く、上の所得は高い。それだけ、分…

Asheley 事件という非人道行為

今日、僕は、「親の意向のみで、重度身体障害者である6才の女児から、必要性もないのに乳房を除去し、その成長を止めた」というAsheley 事件についてのブログを読んだ。 http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara この人は、この事件について本も書いている。 …

犯罪抑止のリスク心理学

自分でもあんまりにも読みにくい文章をかいてしまったので、ちょっと口直しをしたくなった。以下、テクニカルに法と経済学のなかの、カーネマンも一部を示唆している小さな話題についてかいてみよう。 まず、一般に犯罪の抑止のための処罰は、「期待的な不利…

センカクむずかしいですねぇ〜

このところ、センカク、タケシマとつづいて、カンコク、シナと もめまくっているのが ユウリョされる。もちろん ボクは キホンテキには ハトハなので、なんとか ゲンジョウイジで やっていけないか、とネガッてはいる。 さて、ボクは(イガイなことかもしれ…

岐阜の信長はバサラな感じです

岐阜という街は、信長の命名によるものだから、信長人気にあやかるのは自然なことなのだろう。市内循環バスには、いくつもの信長の絵が貼り付けられていて、ファンであれば特に楽しくなるような感じだ。 今日は暑い中、駅前のロータリー・バス停でやたらとカ…

一人称 2

先日、日本語の一人称単数型について書いたが、「オレ」「ボク」の2大表現の他にも、「自分」とか「わたし」というのもあることを思い出した。 「ジブン」は警察や軍隊などの上下関係の厳しい組織に属する人の言葉だが、もしプライベートでも自分の親や妻に…

自分の人生を終わらせる権利

「神聖なるもの」について相変わらず考えている。 社会にはそうした神聖なものが存在し、また必要だということが、本当にあるのだろうか? 一般に保守派の主張にはそうした要素が強いが、リベラルはそうしたことに否定的であるのが普通ではある。とはいえ、…

19日にトークをします

千葉商科大学教授である、吉田寛さんの主催になるミーゼス読書会というのが、来る18,19日に小淵沢にて開催されます。 http://www.catallaxy.jp/IPSA/Top_files/%E6%9D%91%E7%94%B0%E5%85%88%E7%94%9F3.pdf さて、お恥ずかしい話なのですが、小生はこの…

多世界解釈、人間原理、そして論理の矛盾する世界

宇宙に外側はあるか (光文社新書)作者: 松原 隆彦出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/02/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 47回この商品を含むブログ (14件) を見る 休みに実家に帰ったら、棺桶に半分足を突っ込んでいる父が、なぜだか宇宙についての…

Hooray Doping!

ナチスがベルリン・オリンピックで大躍進し、大いに国威を発揚したのはよく知られている。今回、中国の女子メドレーリレーでの世界新記録を見ても、なるほどそうかも、と思わせるものがある。最後の50メートルフリースタイルでのスピードが、男子のロクテ…

ウナギはいなくなったが、、、

Wedgeという経済雑誌がある。これは最初、新幹線のグリーン車についてきた雑誌だったから、まあ、飛行機内の暇つぶし雑誌だったように記憶している。最近はJR駅で普通に売っているが、もともと新幹線はビジネスマンが相手だからだろう、経済関連と最近は反中…

Logically equivalent is NOT equivalent !?

寝酒の飲み過ぎで昼間っからヤル気がなくなっているので、ちょっとshorebirdさんの、「群淘汰」概念についてをダラダラ読みしていた。話題は、ピンカーのEdge 上で展開された、最近増えてきた群淘汰論者への批判と、その反論としてD.S.ウィルソンによる擁護…

人生の意味?

このサイトの読者が、英語で言うtaleted or gifted であることは間違いない。そうした偶然の才能の付与は、早く走る才能や身長(95%以上が遺伝で決定されている)と同じで、努力ではなく、単に偶然に得られたものだ。 この点を強調すると、 http://super-…

オレ と ボク

自己認識というのは、多くの要因が関係しているのは間違いないが、昔からボクが疑問に思っていたことに、一人称の自己選択がある。小生の経験からして、日本人男性なら、90%程度がプライベートの一人称では「オレ」を使っているのではないだろうか。 残り…

初めての解剖実習

先日、友人のつてによって、某大学の解剖学研修室で、実際の脳構造を勉強することになった。ガチ文系のボクには、当然初めての体験となった。 地価にある大きな解剖実習実に入った時には、20体ほどの献体が、それぞれ布にくるまれた状態で整然と安置されて…

名古屋の北朝鮮

ボクはアメリカから帰ってきた時に、北朝鮮に勤めることになった。名古屋の某商科大学では、大学の創始者の息子、つまりキム・ジョンイル将軍が独裁制をしいていたのだ。 働いて半年、ある日の教授会のこと、その日の将軍はなんだっかの数字が気に入らなかっ…

人の能力は平等ではない

僕はおそらくwanna be egalitarian なのだろうが、現実はそうではないこともよくわかっているつもりだ。 例えば、僕は小さな時から自分の痩せて小さな体躯が嫌いだったが、それはそれなりに筋トレをした後でも同じだったからには、遺伝を疑う必要があると、…

キリスト教原理主義 vs. 科学

The Republican Brain: The Science of Why They Don't Believe in Science作者: Chris Mooney出版社/メーカー: Wiley発売日: 2012/04/10メディア: ハードカバー クリック: 4回この商品を含むブログを見るChris Mooney の The Republican Brain を読んでいる…

人の金を使うのは簡単だ

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012062702000217.htmlhttp://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220627021.html の記事をよんで、思い出したことがある。 10年以上前には、ときどき東京にある私学共済のホテルを使っていた。こ…

liberal vs. libertarian

ハイドの研究では、リバタリアンはリベラルとほとんど同じモラルの軸を持っていて、それは「自由・抑圧の否定」と、「加害の否定」だという。しかし、リベラルは共感を持っているが、リバタリアンはコンサバ以上に、共感を価値観だとしないのだという。 おそ…

group selection を肯定すると、

Heidt は人間には6種類の道徳的な価値観があるという。1、共感・加害2、自由・抑圧3、公平4、忠誠・裏切り5、権威・服従6、神聖・堕落 リベラルは、圧倒的に前半3つの基準のみを使っている。1の共感・加害のモラルを使っており、2、3でのマイノリ…

All of us have righteous minds !

Jonathan Haidt はヴァージニア大学の心理学教授で、主にモラル・サイコロジーを研究している。 The Righteous Mind: Why Good People Are Divided by Politics and Religion作者: Jonathan Haidt出版社/メーカー: Pantheon発売日: 2012/03/13メディア: ハー…

The honest truth of dishonesty

このところずっと、体がダルくてまったく何もできない。が、それでも気を取り直して、Dan Ariely の最新刊 The honest truth of dishonesty の題に惹かれて、読み続けている。 The (Honest) Truth about Dishonesty: How We Lie to Everyone, Especially Our…

女性の自由は増大している!

今日、セブンティーンの表紙を見ていたら、やたらとモデルの肌の露出が多いことに気づいた。そういえば、AKBでも、ことあるごとに肌の露出が目につくように思う(ただのオッサン化の問題か!?)。 それでも、おそらく僕らのアイドルであった松田聖子や中森…

GPSを埋め込むと、、、

かなり以前に友人と話していたら、彼は「僕は別に警察が僕の会話を盗聴していても構いませんよ。聞かれて困ることなんて、言っていませんからね。」と断言していた。なるほど、清廉潔白であれば、そう感じるのかもしれない。 僕はそうした意見に違和感を覚え…

ラジオ放送はネットになった。ヤッター!!

最近、比較的自分向きな音楽を楽しめるように、僕の部屋のオーディオの設定をした。結果、たいへんに満足している。日本にいても、僕が遠い昔に渡米した時に発見して、すごく驚き、うれしかった放送をまた楽しめるようになったのだ。 昔サンフランシスコに初…

サンデルは大人気なので

出版ビジネスは難しくなってきたとよく言われるが、出版記念のサイン会を始め、他にも講演会など、多くの方法で、「書籍を記念品化」するという手段がある。 例えば、サンデル教授は(僕の予想していたとおり、倫理観の発達したw)日本では本国以上に人気が…

beyond a reasonable doubt

そういえば、思い出したことがあるので、ここで書いてみたい。 ドーキンスの「虹の解体」にも、あるいはカーネマンの「Thinking, Fast and Slow」にも書いてあり、意思決定理論の研究者には、たいへんよく知られていることがある。それはアメリカの法廷では…

楽天という会社はどうも、、、、

僕はもともと楽天という会社があまり好きではなかったが、それはなにか買うと、原則として4種類以上のメール配信がやたらとスパムされてくるため。 これは一回の買い物ごとにオプトアウトしなければならないので、面倒くさいのだ。 http://www.kyoto-np.co.…