kurakenyaのつれづれ日記

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テロの捜査は確かに難しい

友人から、公安テロの話は、Wikileaksではなくて、もっと一般サイトからの漏洩だという旨の連絡をもらった。この点、調べてみると、なるほど、小生が何も知らなかっただけであることがよくわかった。出版差し止め命令まで出ている割には、われながら世間知らずなことで、皆さんすいません m(__)m。

しかし、テロリスト関連の情報のリークというのは、徹底的な自由主義の立場から見ても、たしかに判断が難しい。アメリカの判例からやって来た、「明白かつ現在の危険」という基準が適用されるべきなのだろう。さて、そう言えるとしても、日本におけるイスラムテロはどの程度この基準に適合するのだろうか?

テロリズムが起こった後から捜査を始めるのでは遅すぎるが、やたらと危険性が低い場合から捜査をするのではムダな人権侵害というものだ。どこかにその最適な危険性があるのは間違いない。これは抽象的にはそう言えるのは間違いないのだが、具体的にはどの程度の蓋然性が適当で、どうそれを推量して、判断するのかが問題になる。

しかし、テロが計画されているという情報があるというわけでもないのに、やたらとイラン人その他の周辺を調べる必要性があったのだろうか??  おそらくないように感じられるが、、、

また別の現実問題としては、イスラム国家を敵対視して、アメリカ軍を後方支援すればするほど、イスラムからのテロの危険性は確かに上がる。アメリカとの同盟関係をやめるなら、自前の軍備で強大化する一方の全体主義中国軍と対峙する必要性に迫られる。前門の虎後門の狼というわけだ。

もちろん、小生自身はスイスのように金もエネルギーもかけての武装中立のほうがマシだと思っているが、このへんの判断は人によるだろう。難しい状況であることは間違いない。