kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

doomsdayは何年後?

15年前に日本に帰ってきてから、講義では必ず財政赤字の話をしている。doomsdayに備えてできることは、「株式、土地などの資産にすること」などと、貯金もないだろう学生に原則論を教えることの無意味さ、虚しさよ。さて問題なのはいいとして、それでは一体いつ財政破綻が起こるのかという話になると、小生自身も「うーん、いつんでしょうかね?? 」という感じになってしまう。


で、今年も41兆円の税収と44兆円の国債発行ということで、破綻はますます迫ってきたことは間違いない。感覚としては10年ほど前から、ほとんど「浅井隆」さん状態で、オオカミ少年になりそうな自分が笑える。

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昨日ダイヤモンド・オンラインの「破綻(サイトではdoomsdayと呼ばれていた)は近い」との野口悠紀雄さんの記事の終わりにonline pollをやっていたので、小生はその時期をお気楽にも「10−20年」を選んだ。


http://diamond.jp/articles/-/10574


ところが、なんと73%が10年以内だと答えていた!! で、自分のお気楽さが身に染みて反省された、という始末です。


ビジネスマンの皆さんは、小生よりもはるかにシビアな現実をみているらしい。まあ、5年はもつだろうが、確かに10年持つかどうかはよくわからない。10年で500兆円赤字が増えれば、通算1500兆円。高齢化する人口でここ10年ほど貯蓄率は急低下中だし、金融資産全体の1400兆円を超えるのは、10年あれば十分過ぎる。


何ができるわけでもないが、確かに小生が生きているうちには自分の生活にもdeep impactが起こりそうなので、覚悟しておかねば、、、