kurakenyaのつれづれ日記

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Mr.Assange逮捕こそ冤罪だろ?

今日、たまたま日経を読んでいたら、論説委員Wikileaks 批判をやっていた。いわば、メディアと違って、Wikileaksは無責任で、かえって国民の知る権利を危うくしかねないのだそうだ。こういう人はジャーナリストではなくて、官僚や政治家になるべきだったのだ。

例えば、

http://www.collateralmurder.com/

を見ると、確かにアメリカ軍はイラクから即座に撤退すべきなことがわかる。アメリカ軍だけでなく、すべての略戦争のもっとも悲惨な部分を見ることができるのだ。


で、さっき読んだニュースではジュリアン・アサンジュ氏が逮捕されたという。そうなるだろうとは思っていたが、なんとも残念なことだ。こういう事件でこそ「冤罪ではないのか」というジャーナリズムからの声があってしかるべきように思うのだが、、、


前々から僕は、「国民の知るべきではない国家機密情報というものは、戦争の作戦遂行情報以外にはない」とは思っているのだから、「国家の機密」を当然に広く肯定するもっと普通の人たちとは、当然に意見が違っているのだろう。


どう考えても、外務省やアメリカの国務省のほとんど収集する価値のないような情報を(公務として、つまり税金で)集めているのも不思議だし、さらにそれを主権者たる国民は知らないでよくて、一部の国家公務員だけが知るべきだという発想も不思議で納得できない。


インターネットのおかげで、報道活動が巨大な組織なしにできてしまう時代だ。数十年もすれば、Wikileaksの運営者が逮捕されたことは、戦前の特高警察の思想統制による共産主義社の弾圧目的の逮捕や、もっと昔のガリレオの宗教裁判と同じであったことが、もっとはっきりするだろう。