小生が前にちょっと書いていた、「against intellectual monopoly」が「反 知的独占」として、かの有名な山形浩生さんによって翻訳されたので、皆さん是非読んでみてください。
http://www.amazon.co.jp/dp/4757122349/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1289230409&sr=1-1
ちょっとテクニカルに言えば、僕はリバタリアンであり、契約の自由を著者たちよりも重視しています。結果、すべての私法契約による独占にまでも反対するわけではないので、微妙に立場は違うのですが、そういったマイナーなことはさておきます。
しかし、この内容に完全に同意したとしても、著作権は国際的な圧力がかかることが多いので、なかなか一国主義では難しい、つまり国際公共財的な側面があります。しかし、逆に言えば、自分の国だけでもそういった制度をすてれば、中国よろしく発展できるのかも知れないという利点も示唆している点が、まさに興味深いとも言えるでしょう。