2013-01-01から1年間の記事一覧
さて、genetic interest について書いたのですが、この理論は人びとの倫理感をだいぶうまく説明していると思います。(だからと言って、僕はあまり当為概念としていいものとは思わない。) 例えば、立岩さんのような反リバタリアン倫理の持ち主たちの根源に…
On Genetic Interests: Family, Ethnicity, And Humanity in an Age of Mass Migration作者: Frank Salter出版社/メーカー: Transaction Pub発売日: 2006/10メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る 著者Salterの言っていることは単純だ…
1,昔、ロサンゼルスで両親の知り合いの息子さんの引越しを手伝った。その時、彼のルームメイトになったインド人から、「お前らは同じ町の出身だというが、親戚か?」、と聞かれた。僕も彼も、「遡れば、おそらくそうだろう」と適当に答えておいた。 実のと…
自民党の教育再生本部が考えるところでは、公務員試験にもTOEFLを必要とするだけでなく、私立文系学部にも数学を試験に加えさせるんだそうだ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130325-00000064-san-pol 僕はながらく国語の試験がクダラナさを指摘して…
The Problem of Political Authority: An Examination of the Right to Coerce and the Duty to Obey作者: Michael Huemer出版社/メーカー: Palgrave Macmillan発売日: 2012/12/11メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件…
The Problem of Political Authority: An Examination of the Right to Coerce and the Duty to Obey作者: Michael Huemer出版社/メーカー: Palgrave Macmillan発売日: 2012/10/29メディア: Kindle版 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る 敬愛す…
「作りすぎ」が日本の農業をダメにする作者: 川島博之出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2011/08/25メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見る もう少し、この本について書いてみたい。 農業にかぎらず、…
「作りすぎ」が日本の農業をダメにする作者: 川島博之出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2011/08/25メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見る 友人が薦めてくれたので読んでみた。 内容を思いつくままで…
Settle et al 2010を読むと、確かにDRD4-7Rはリベラル遺伝子であると結論されている。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3265335/ ところで、東アジア人集団には7Rがいないというのは、どうしてなのか?7Rは4万年前に発生したと推定されている…
一般に好奇心を表す指標とされるDRD4−7Rだが、これはアジア人にはほとんど存在しないということがわかっている。また、不安症を表すのが5HTTLPR-Sだが、これはアジア人に多いということがわかっている。 ン、とすると、アジア人は不安症で、好奇心がないと…
ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか?作者: ダニエル・カーネマン,友野典男(解説),村井章子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/11/22メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 204回この商品を含むブログ (46件) を見る 先日、朝日新聞…
前のポストで、「なんでも進化の産物、つまりESS(安定的ナッシュ)であると考えるのはやめて、むしろ、これまでに知られていない感染病を疑うべきものは多い」という話を書いた。 個体に繁殖の不利益を課すような変化は、それを補うだけの利益がなければ、…
これまで何人もの生物学者が、「なぜヒトのホモセクシュラルがこれほど広範に存在しているのか?」という問いについて考察してきた。 例えば、ウィルソンは、自分の生殖ではなく、甥や姪の世話をするのではないかという真社会性に近い仮説を述べていたと記憶…
僕は職業柄、年間7日以上も大学入試監督をしているが、暇な時間には問題を読んでみることもある。国語の問題を読んで、その何が嫌かっていうと、エラい短い文章の断片を読ませた後に、問? 下線部4について、この時 筆者の心境に最も近いものを次の中から選…
皆さん こんにちはでございます、世界には実は深遠な法則があって、それはまた驚くほど単純で美しい数学的な法則である、というのはよくある話です。僕もallometryべき乗法則など、またマンデルブローはじめ、多くのカオフラクタルな法則には昔からオドロキ…
快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか作者: デイヴィッド・J・リンデン,岩坂彰出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/01/20メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 108回この商品を含むブログ (12件) を見る ありがたいことに友人がすす…
僕は毎年職場の関係で健康診断を受けさせられている。「させている」というのは、受けないことを希望しても 肺炎などの学生への罹患確率もあるので、義務があり、仕方がないということだ。ところで、定期検診は無意味だ、という意見http://jbpress.ismedia.j…
一万年の進化爆発作者: グレゴリー・コクラン,ヘンリー・ハーペンディング,古川奈々子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2010/05/27メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 113回この商品を含むブログ (21件) を見る ものを書くのは久しぶり。 皆さん(→誰のこ…
http://www.gizmodo.jp/2012/12/google_65.html というわけで、パトリの実行力で、 世界はリバタリアンに住みやすく変わるかも。ぜひとも僕も10〜100年後に生まれてみたかったもんだ! _