kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

CPUパワーは高くても

Settle et al 2010を読むと、確かにDRD4-7Rはリベラル遺伝子であると結論されている。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3265335/


ところで、東アジア人集団には7Rがいないというのは、どうしてなのか?

7Rは4万年前に発生したと推定されているし、南北アメリカのインディアン集団にも大量にいる。彼らと東アジア人が共通の祖先を持っていたはずの2万年前には、確かに遺伝子プールに7Rがいたのだ。ちなみに今でも日本では1%、香港でも3%ほどいるが、北部中国にはいない。


つまりHarpendingがいうように、出る杭は打たれる、のが日本で、中国ではこの13k年間で、出る杭は引きぬかれて捨てられたのだろう。


7Rが存在しないことは、科挙の試験内容が、四書五経であったことと関係している。あんなクソを覚えても何の意味もないし、しかしそれを徹底的に覚えなければ出世できないんだと。実に今の日本の入試に似ている。人の言ったことの理解は早いが、それを疑ったり、その価値について考える奴はダメというわけだ。


ピタゴラスはすでに和音が数学的に説明できることに気づいていた。音の高さと長さを合理的に記述したのは近代の音楽の発展の基礎だ。どうしてそういうことを中国人は考えなかったのか? 西安と南京では太陽の高さが違っているのだから、地球は丸いと考えるエラトステネスのような考えがなぜ出て来なかったのか?  


どう考えても孔孟のクソ説教よりも意味があるだろう!!


中国人のIQのはおそらく、ユダヤ人以外では一番高い。最近2009年のOECDによる共通学力調査PISAの結果を見ても、上海が世界で一番高いのだ。皆さん、表の一番上にぶち抜きトップで上海があるんですよ、よく見て下さい。


http://www.oecd.org/pisa/46643496.pdf


都市化やサンプルバイアスを差し引いても、最上位であることは疑いえない。


ファーガソンは科学はアプリであると言っているが、デバイスのCPUが低ければ(論理という)重いアプリは動かないし、あるいはCPUパワーは上でも、Linuxのアプリはウィンドウズの上では動かない。結局、OSが違っているということなのだろう。