kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

龍が如く

こんにちは。

 

息子がやたらとケータイと動画ばっかり見ているのだが、ある日「龍が如くのムービーは面白いよ」と言って来た。いつもガジェット系サイトを読んでいたので、「龍が如く」というヤクザゲームが大人気なのは知っていたので、これを機会にムービー部分を見てみた。

 

すでに第一部の主人公である、桐生一馬のものだけで6部が完結していたので、とりあえずみてみた。

 


www.youtube.com

 

大学時代に、開成高校出身の単なる関東人の友人が、「じゃけん、おのれは広島の親父にぶちまされたいんか?」みたいな(間違ってたらスイマセン)、広島弁を「仁義なき戦い」の影響で使っていたのを思い出した。

 

龍が如くを見てみたら、なるほど極道の世界の中でも普通の人でも共感できる部分を描いた傑作だった。「仁義」「任侠」というものの最も良い部分を体現する桐生一馬は、たしかに魅力的なキャラだ。(もちろん、現実のヤクザというのは、もっと様々な非道徳的な活動をしているだろうが、、、)

 

それにしても、「親は絶対」「兄弟の盃を交わしたものは、命をかけても守る」というのは、どういった集団=軍隊にも絶対に不可欠な要素だろう。戦国時代なら、そうした状況論理はすべての戦国武士に当てはまったのだろうと思う。結局、ゼロサムゲームと殺し合いが当然の世界では、そうした論理以外には成立しない。

 

戦争が常態化したゼロサム社会では、男はすべてヤクザにならざるを得ないし、それが唯一の論理だ。その反対に、(近代以降の)この世界には科学や技術の発展が存在して、それによる分業と交易が我々を豊かにできるというのはスバラシイ。

 

それがなければ、男はすべて殺し合うしかない。近代科学を推し進めることができなくなった世界が(近い将来に)来るのなら、それは中世への逆戻りを意味するのだろう。。。 それはつまり集団的なゼロサムの世界、、、、、

 

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