kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

軍ではなく、医クラによる全体主義

こんにちは。

 

今日は夏風邪なのか、コロナなのかはわからないが、体がだるかったので、一日テレビを見て過ごした。で、ちょっと考えたことがあるので、ここに書いてみよう。

 

今日のNHKで映像化されていた山本五十六は国民的英雄だったが、それは昭和10年=1935年の話。その時期のことについてだが、たまたま20年以上前に岳父の誕生日の新聞(1935年8月9日)を読む機会があったのを思い出した。

 

前日に陸海軍の人事移動があったらしく、第一面には陸軍の主だった将校の顔写真と経歴がのっていた。うーん、実に軍国国家だったことがよくわかった。で、重要なのは、当時の日本人の多くが軍隊に圧倒的なアイデンティティを重ねており、熱狂的に支持していた人が大量にいたこと。当然と言えば当然だが、陸軍の暴走とかいっても、それを支える人びとがいたからこそ、帝国陸軍日中戦争を拡大できたのだ。

 

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さて、ここからが本題になるのだが、このところ、ボクはコロナ中心の医療系のムダ使いについてツイートしている。同時に、医療クラスターの人たちの、いわば独善性、無知、非論理性、などには本当に驚いている。

 

もちろん、彼ら臨床医がLancetやNew England journal of Medicineを読まないということは仕方ないが、自分達が「素晴らしいことをしている」「自分たちの仕事はもっと報いられるに値する」「まだまだリソースの提供と人びとの協力を必要としている」という考えを強固にもっていることには驚いている。

 

 

これまでボクはヌルい世界観で生きてきたので、軍隊とは危ない存在だという左翼的なプロパガンダにある程度納得してきたところがある。しかし、今日本当に理解したのは、21世紀の日本を完膚なきまでに崩壊させるのは医療クラスターの暴走と、彼らを盲目的に支持する日本人たちなのだということ。

 

毎年GDP1%近く上昇する社会保障費、それは年金もあるが、医療費もある。高齢者への医療、特に単なる寝たきりを生み出す延命医療は欧米にならって即座にやめるべきだが、医療従事者の多くが反対している。なぜ?? 

 

今は国民負担率は48%、国債を入れると58%だ。このままの制度では、赤字国債が発行されないとしても(これはありえないが)2040年には71%を超える。医療の高度化・高額化を考えると、75%以上が政府によって吸い上げられる社会が来る。

 

これが本当に、どれほど戦前の軍部の独裁と違うのだろうか? 当時の軍は言論統制、経済統制、政治的な大政翼賛会など、すべてを統制していた。今 「コロナはただのインフル」という欧米では当然の考えをツイートする人は見かけるが、メディアでは完全に禁止されている。

 

左翼が問題視してきた20世紀の軍部というのは、実際に21世紀には、医療クラスターのことなのだ。彼らの思惑でリソースが集められ、彼らへの批判は事実上禁止される。日本人の若年労働者は窮乏化して、子どもは生まれなくなる。日本人は急減し、外国人移民によって埋め合わせられる。

 

これに反対する政党は存在しない。なぜ?? 

 

人間は近代医療がない時代にも、普通に生まれて生きて死んできた。なぜ近代医療による延命治療にリソースのほとんど割くようになったのか? 帝国軍の肥大化と同じように、現代福祉社会の肥大化の害悪を直視してもらいたい。

 

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