kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

Dementiaとは

こんにちは。

 

人並みに親の介護をしていると、多くのことに気付く。で、人間の情報処理っていうのは、かなりコンピュータに近いということを少し。

 

海馬への転送が不可能になって長期記憶が形成されなくなるというのは、例えばハードディスクあるいはSSDに記録できなくなるということ。

 

またRAM容量は今話していることを理解して、それについて話すことだから、机のデスクトップの広さになる。RAM容量が小さければ、その程度の話しかできない。(BTW、実家に帰って驚くのは、自分が高校時代に(当時は当然だったのだが)ものすごく小さな机で勉強していたこと。こんなんじゃ、文科省推薦の教科書を覚える程度しかできえるわけないよ、、、)

 

さてまれな事例として、長期記憶は形成されないが、短期記憶はそのまま維持されるという話がある。イギリスで20代の青年のそういう実例があるし、あるいは「博士の愛した数式」もそのパターンだ。

 

 

でも、この数年で実感としてよく分かったのは、そういうのは稀でしかないということ。だって、ニューロンのデンドライトの成長=ニューラルネットワークの形成は、つまりは全体として効率的だったり、低下したりするほうがはるかに普通なのだから。

 

Demetiaというのは、長期記憶も形成されないために、昔の話ばかりするし、同時にデスクトップも狭くなって、今の話もわけがわからないことを言い始めることだ。これって、ホントにどう対処して良いのか、ムズカシイ、、、

 

自分も必ずそうなる。そうなるまでに何をするべきか、考えるこの頃だ。

 

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