こんにちは。
『ファクトフルネス』は、この世がだんだんと良くなっている、というテーマの名著。その中にも、特にアフリカの現状については多くの改善されつつという、多くのデータが載っている。
さて、そうしたアフリカの現状について多くのデータとともに、グラフィカルにも解説しているのが本書『超加速経済アフリカ』。
知人の編集者さんから薦めてもらったので読んでみたところ、これはスバラしい！ 著者自身がアフリカでマカデミアナッツ農園を経営していることもあって、アフリカの現在が分かりやすく描かれている。カサブランカ、ナイロビ、ヨハネスブルグ、ラゴスなどの中心都市を先頭にして、アフリカのそれぞれの地域経済が急速に成長している様子が、ハッキリと認識できる。
独立からすでに半世紀が経ち、軍事独裁政権や、大統領の独裁化などが風土病であったアフリカだが、それでも全体として次第に状況が改善されているというのは、多分人類にとっても好ましい。
ともかく、こうした体験に基づく好著が日本からも出版されているというのは、なんとも頼もしいことだし、良い勉強にもなった。
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