こんにちは。
80年代にはすでに多くの金融経済理論が発展していた。90年代に僕が本格的に勉強をしていたときには、すでにアクティブファンドは、まったくパフォーマンスがインデックスに勝てないこと、上場企業から任意に数十社を選ぶだけで、ほとんどのアクティブファンドに買ってしまうことなどが論文になっていた。
だって、誰にも未来のことなんてわからないからね。バフェットにしたって、アメリカの企業への長期投資がたまたま成功しただけだと思うけど、、、
で、2000年代に入って、ようやく普通の人も、実はアクティブファンドには意味がないということに気付いて、この10年はインデックスファンドが大ブームになった。それで急激に大きくなったのが、ブラックロック、ヴァンファード、ステート・ストリート。
インデックスETFについては、この3社の寡占状態が続いているので、つまりコーポレート・アメリカ全体で、大企業は競争を避けて、利益を確保することになっているというわけだ。すると、被雇用者の賃金はますます下がり、消費者は高いサービスを買うことになるので、資本のリターンは大きくなる。まさに「21世紀の資本」!!
それなら、しかし ますますインデックスに投資する必要がある。それに乗り遅れれば、自分は相対的に窮乏することになるだろう。
こういうことをもっと社会科の授業で教えるべきだと思うなあ。日本の高校の社会科教育とかは、まったく無意味だとしか思えない。源頼朝覚えるなら、現代の経済の仕組みとか、逮捕されたときの黙秘権とか、もっと意味のあることを教えたほうが良いんじゃないのか??