こんにちは。
ついに今年も夏学期が終わりました。夏のほうが冬よりも負担感が大きいので、今年も山越え、一年終わったという気がします。
さて、経済学入門の最終授業で自由質問をしてもらったところ、ある1年生が
「先生、N国知ってますか? なんでNHKなんてあるんですか? 国みたいに金集めてるのに、政府を批判したりしますよね。それなら民放を同じように、CMでやれば良いと思います。あるいは、スクランブルにすれば良いのに。」
という質問というか、感想をもらいました。
税金でもないのに、民放を見たいだけなのに、支払い義務が発生してしまい、しかし政府ではなく、自分たちの意見を押し付けてくるものな~~に? というなぞなぞみたいな感じだろうか。
中途半端なのは、民放も同じだが、電波帯域の使用特許は一見して金を集めていない。NHKは視聴料を直接に集めるので、もっと我慢ができないということなのだろう。おまけに政府の公式見解なわけでもない。
N国が議員を出したということは、NHKが民営化ということもあり得るのだろうか? こんな小さな組織でもこんなに長い間改善できないのだから、一度つくられた既得権益というのは、本当に廃止が難しい。とすると、NHKほどには目立たないが直接税金が投入されている100以上の公益団体は、年一年と肥え太って行くのは当然なのだろう。
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