kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

西洋 vs イスラム、中国

「消費」の章の後半は、アメリカ生まれのジーンズが世界を席巻し、共産主義世界でも圧倒的な支持を受けていたことについて。


共産主義が崩壊したのは、つまりは消費物資をうまく生産できなかったからであり、それは価格システムが機能しないということだった。中央集権では、武器製造や発電、製鉄はできても、ファッション産業やビートルズ、ファストフードは生まれない。そうした文化産業の欠乏が、計画経済を崩壊させたのだという。


しかし、今、全身を覆うミイラ化したイスラム女性は激増している。イランは当然としても、最近はトルコやサウジ、果てはフランスでも増えている。


この流れからすると、個を重視する西洋文明は終焉してしまうのか??


ナチスに全権委任をしてしまった自由ヴァイマル共和国のように、西洋文明はイスラムや中国の全体主義に吸収されてしまうという恐れは、なきにしもあらず というのがファーバソンの危惧であり、僕も同感する。