kurakenyaのつれづれ日記

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Passbook ヨサゲです

今日、iOS6についてのニュースでPassbook機能についての記事を読んだ。

http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1209/20/news102.html


iPhone5 についてはNFCがサポートされていないのが不思議な気がしたが、この記事を読んでスッキリした。おサイフケータイ的なニーズについて、アップルはグーグルとは異なった戦略を採るということなのだろう。


昔、初めてJRでSuicaを使った時に、その使用感に感心した。それもあってか、ボク的には、おサイフのような機能は世界的に不可欠であり、だからNFCのようなチップもこれからは必要だと思っていた。もちろん、単なるガジェット趣味もあって、SuicaEdyも、Quickpayも使ってきた。


ところが、この記事を読んで、なるほど、電話とクレジットカードをヒモ付けるのは、そもそも無意味どころか、リスクが高く、かつ利便性も低下していることが、よく理解できた。


チップというローカルな物理物に金融情報を載せれば、その物体がなければ機能しない。もちろん、携帯電話はいつも持っているから、それでいいのだ、というのがこれまでの常識だ。だが考えてみれば、物理物ではなくてアプリに入れれば、むしろ多くの端末で共用できて、利便性も高まるだろうし、チップの費用も削減できる。


問題はバーコードの読み取りは、単なるタッチよりも時間がかかりそうだということ。これも、朝の改札口のように異常な処理速度を要求するならともかく、物品販売なんかではまったく問題はない。


とすると、交通系のSF以外は、全部がPassbook的なアプリになった方が、よほど自然だ。アンドロイドでもPassbookが普及するのは間違いない。


現代人なら誰でもそうだろうが、ツタヤのカード、ゲオのカード、あれこれのカード、というようなのはサイフの物理的な容量を越えているので、即刻やめてもらいたい。女性はバッグを持つからいいのかもしれないが、オジサンは手ぶらで活動したいのだ!


いつも持つのが面倒で、その場で無料のカードを作り直すなんて、誰にとっても利益のない Net Weight Loss というものだ。



ついでにクレジットカード本体もアプリになれば、サイフはひじょうにスッキリするはず。ぜひ、近いうちに実現してもらいたい。