kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

永遠の命を、人のカネで

復興予算 だとか言えば、結局は道路を作り直すという、利権政治に逆戻りだ。税収が40兆円の国で100兆円を使うというのだから、恐れ入る。もちろん歳出を削減すべきなのだろうが、それでは選挙に負けるのは間違いない。


http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1209/10/news027.html


このあまりにマトモな意見を読んで、ボクは二つのことを感じる。授業でもいうだろうが、、、


1、なんで歳出削減をすると選挙に負けるのか? それは結局、現在の民主主義が老人優先主義だからで、老人が若い人間から搾取するのが当然の体制になっているからだ。投票者の圧倒的多数が40以上なら、医療費の削減は確かに難しい。


でも、つまりこれって、政治活動がブン捕り合いだから起こることで、人はみな自分の所得と貯蓄で生きるべきなのでは??


2、たとえば80歳を過ぎたら、社会保障での医療はやめて、緩和ケアだけにするという「姥捨て山」政策は、ホントにそんなに変な制度なのか? 90歳になって高価な放射線治療を他人の金でするほうがおかしくないか?? 


ボクもアラフィフとなり、親の世代が今まさに病苦と格闘している。それを日頃から目の当たりにしている。不思議なことに、病気の治療をすることがいいとは思われない。自分も含めて、80程度まで生きたら、あとは「痛い」という負の効用のみを取り除き、自然に生きれるところまで生きるというのがよっぽどマトモな気がしている。


もちろん、こうした世界観は人に押し付ける気はない。自分の金でどこまでも医療と延命を望むのは、人間の基本的な権利であり、また医療の進歩を助ける有益な行為でもある。


つまるところ、「人のカネ」で、どこまでも自分の延命措置を望む権利などあるのか? ということに尽きる。


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