kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

ギリシアも日本も破綻することは間違いないのだろうが、、、

フランス大統領になったオランド氏は「成長重視派」なんだそうだ。とするなら、サルコジ氏は緊縮財政派であり、成長軽視派であるはずだ。


マスコミの書き方は、彼らの選挙戦でのレトリックに依存しているが、それでも、政府がたくさんの支出をすれば経済は良くなるという考えは、ギリシア、スペイン、その他の国でも共有されているようだ。


リバタリアンである僕は、こうした意見は奇妙に思える。政府の財政支出は、あるいは短期的な経済成長を高めるかもしれないが、長期的には破滅につながる道だ。政府は生産性そのものを上げることはできず、現在余っている労働力を働かせることが出来るだけだからだ。


政府支出が大きくなりすぎれば、どこかで国家債務は破綻する。それは事実だが、それでも国民の多くは現在の福利を未来の犠牲に優先するということなのだろう。


ここから民主主義の問題を語るのは容易なのかもしれないが、僕はそういうことよりも、むしろ、そうした破綻が歴史的な必然なのだろうと観念している。ちょうど、僕らの皆が、タバコを吸い、肉を喰らい、運動をしないということと同じだと感じられる。


結局、人間はだいたいは楽をしようとして、時々来る大きなショックに驚くことになる。それが人間の人生の一般なのであり、一般人の支配する民主主義の帰結なのだろう。まあ、それはそれで、むしろ肯定されるべき減少なのかもしれない(もちろん、僕はそれをのぞまないのだがww)。