kurakenyaのつれづれ日記

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ディーリングはスポーツなのか??

6日には、ケンブリッジ大学の行動科学者、John Coatesのトークを聞いた。

彼は、トレーダーやディーラーのテストステロン濃度が高いほど、パフォーマンスがいいという、フィールドスタディをした先駆者だ。ProNASにも、09年以降、いくつもの彼の論文が載っている。

でも、なんで男性ホルモンが高いとパフォーマンスがいいのか??

その理由を彼に聞いてみたところ、結局、一瞬の動作の速さが上がるんだろうといっていた。なんでも、そのラインで、Tを注射して、反応速度の変化をみる実験もしているのだという。

つまり、男性ホルモンが高ければ、運動の機敏性も上がり、高頻度のディーリング活動はそれに似ているから、よりプロフィットが上がるのだというわけだ。

また、テストステロンが高まると、リスクを取りやすくなる。そのため、大きなリターンが得られるのだという。リスクプレミアムがそのままリターンの大きさにつなっているのいうのだ。

ホントかいな??

でも、とにかく現場でロバストな結果が出ているのだから、疑うこともなかなか難しい。PCに大量に載せられて自動取引をしているBlack Box を呼ばれる、機械アルゴリズムに勝つには、アスリートと同じような非常な反射神経がいるのだということらしい。少なくとも、彼の意見によれば。

どうなんでしょうね??


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