kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

電力供給を独占する必要はない!

よく知られていることだが、最近シェールガス革命が起きてミリオンbtuあたりの天然ガスの単価が、10ドルから3ドルになった。


こんな時代に、日本の電力会社は16ドルで天然ガスをいろいろなところから買ってきて、「原料が高くなったので、値上げします」と言っている。


まったく、政府が独占許可を与えるというのがどういうことなのか、もう少し、新聞も1面の記事として書いてもらいたいものだ。


僕がスゴイと思うのは、ジュリアン・サイモンはその著書「The Ultimate Resource」でシェールガス革命の可能性を95年時点ですでに予言していること。石油がなくなる、と騒ぐ破滅主義者には、リドレーの「繁栄」をぜひとも読んでもらいたい。


http://www.amazon.co.jp/dp/4152091649/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1330186595&sr=8-1


地球温暖化の問題を除けば、エネルギー問題は今世紀中にはもう存在しないのだ。別に中東が永遠に戦争状態にあっても、大きな問題にならないだろうというのは心強い。


ぜひとも、3ドルのシェールガスで発電した企業が、一般参入して僕の家まで、中部電力の横並び一線の22円ではなくて、10円/kwhの電気を送ってもらいたい。


でもそれは、やっぱり政府の邪魔が入って、既存の電力会社を保護する流れになって、できないんだろう。
政府が邪魔ものだということを、もっと多くの人が認識してほしいなあ。

_