こんにちは。
エルサルバドルでビットコインが法定通貨になるんだとか。こういう日が近い将来に来るとは思っていたが。
(余談:FX取引だと利益の20%に課税されるだけなのに、仮想通貨の場合は雑所得として扱われるため、最大55%の課税になる。これは単に税制度などが現実に追いついていないだけというのもあるが、あるいはコインは外貨よりもはるかに追跡が難しいという理由もあるのだろう。)
さて、エルサルバドルのような小国の場合には、もともとドルが流通しているため、そもそも金融政策なんて無意味だ。つまり政策実行という理由から、独自の法定通貨を維持する必要性がない。また長期的に考えてみても、政府の無秩序な支出を抑制することができるはずだ。(民主主義政府では、どの議員も支持者たちに何らかのプレゼントをするインセンティブがあるので、無意味に大きな政府になりがちだ。)
というわけで、ドル、ユーロ、円、元、なんかはCBDCを発行すれば、かなりの意味があると思うが、そもそも小国の場合には、独自通貨なんて発行する意味がない。それでも、カリブ諸国がサンド・ダラーだとか、カンボジアのバコンだとか、ガーナのCBDCだとを発行しようとするのは、バカそのもの。さっさと、やめてもらいたい。
これはつまり、セイレーンに惑わされないように、オデュッセウスのように自分をマストに縛り付けさせろということ。
仮想通貨をfiatにすれば、スマホがあれば銀行の口座なんていらなくなる。金融包摂にも役立つし、ついでに外貨送金による5-10%の銀行による収奪も、さらには3%ほどのクレジットカード(と銀行)からの収奪もなくなる。なんで、銀行なんていう特権組織に国民が永遠に収奪されなければならないのか??
銀行以外で働いている人は、よくよく考えてもらいたい。
(ところで、仮想通貨を日常の取引に使うためには、メイン・チェーンよりもはるかに高速に処理するためのレイヤー2,3が必要だ。ビットコインならLightning Network。そのうえに、さらにSuicaみたいな、レイヤー3を実装するのも、良さそうだ。そういう風な技術を発展させていったほうが、よっぽど人類全体のためにもなるのに、、、、)
_