kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

transaction cost と原発

昔 鉄腕アトムを見ていたときは、原子力というのは未来の技術で、ポジティブな評価を受けていた。原子力を推進した人たちは、みな科学者だったから左翼的な人たちは原発、あるいは核融合に賛成だったのだ。

それが、現在までの40年の間には、完全に左翼は反原発になっているというのがフシギだ。なるほど恐れるべき必然性はあるが、無条件に反対することもなさそうだ。あるいは太陽熱発電や太陽光発電で十分なエネルギーをえることができるのは事実だとも思うが。。。


朝日新聞毎日新聞は、それこそ勝ち誇ったように福島原発事故をかき立てているが、太陽光発電ははるかに値段が高いから、おそらく150%ぐらいの値段の電気になってしまうようだろう。それでも別にかわまないといえるのかももしれないが、僕にはそのへんがよくわからない。


原子力発電の失敗の影響は、とりたてて事前契約のない人々にまで及ぶため、私法的契約理論がうまく機能しないところが問題なのだろう。それが国家的な製作にならざるを得ない理由なのだ。しかし、この問題は(少なくともCO2増加が問題だとするなら)大きな問題であり続けそうだ。