kurakenyaのつれづれ日記

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クロックス

似たような話ばかりで恐縮なのだが、僕がいつも履いているサンダルはクロックスというよく知られた発泡ウレタンでできた商品だ。これはちなみにたしか40ドル=4000円ぐらいで買った。


で、その2年ほど前は500円だったかで、ほとんど同じデザインの、まあ間違いなくパクリの商品を履いていた。この手のサンダルは裏がすり減ると、雨の日にすべりそうになるので、買い換えることになるので、1年ぐらいで寿命になる。それからは本物を比較も兼ねて履いているという次第だ。


今日ドラッグストアで500円のサンダルを見て、僕はまたやや疑問を感じたので、こうして書いている。500円の汎用品に比べて、本物は確かに若干はウレタンがしっかりしているからか、形が維持されて歩きやすい気がした。けれども、果たしてその差が10倍にもなるほどの値があるのかは疑問である。


「じゃ、おまえ、なんでクロックス履いてんの?」 という疑問は当然にある。僕は本物だからというようなジコマン的な理由も否定しないが、「そういうスタイルを生み出したことに3500円を余計に払ってもいいかな」という程度に考えている。とはいっても、これも、まあもっと別のことに寄付でもした方がいいのだろう。


ともかくも資本主義というのは、多様な製品を用意してくれているものだ。ブランドが「本物」だという自己満足だけでもおそらくは多くの人達が10倍もお金を支払うのだから、ブランディングというのは重要なことなのだと痛感される。