D.フリードマンのThe machinery には、彼が講演会で
「Mercenery! (傭兵!)」と罵倒された後書きが書いてあるが、
これは、ある意味で無政府リバタリアンの疎外感を表わしていると思う。
小生は日本人であるし、平均すれば日本が好きであるが、
無政府主義者であるからには、
その「日本」たるものは、
日本語や日本文化などに限定されており、
日本国そのものではない。
例えば、在外日本人が集まると話は、昔に見たアニメの話とか、
マンガ、アイドルなどの「共通文化」の話になる。
それは能でもないし歌舞伎でもない。
いわんや天皇家の話でもない。
特に外国人から日本製品の素晴らしさをほめられることは多かったが、
それは小生の解釈では政府がいいからということとは関係がなく、
むしろ、悪い政策にもかかわらず、いい製品を作っているのだ。
TOYOTA, LEXUS, HONDA, YAMAHA, SONY, PANASONIC, などの
商品への人々の信頼はどの国へ行っても大変に高い。
ということで、小生は日本人が嫌いなわけでなくて、
日本人の暮らしをよりよくしたいと思っているのだが、
残念ながら、日本人=日本国 と思っている人からは
どうしても国賊扱いされてしまうというわけだ。
仕方がないことではあるが、、、、