kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

990円のジーンズ

よく在外の日本人がいっていることだけれど、
日本人はディテールにこだわるという「職人」的な文化を持っている。
対して、他国の中でもアメリカは「とにかく何でもあればいい」という感じで、
作り込みが何につけても大雑把だ。
(とはいえ、建築物のグランド・デザインはのびやかで美しいものが多いのは間違いない。)


ユニクロがGUというブランドで、990円のジーンズを出すというし、
ムジも1500円あたりで商品を展開するらしいが、
もともと安さで訴求するなら、世界的にはそれぐらいの値段じゃないとおかしい。
たまたま日本のマーケットの常識価格が高すぎたなのだ。
カンボジアバングラディッシュに行くのだろうが、
中国よりも賃金の低いところはまだまだあるだろう。


もちろん、そういった貿易は単なる人道主義的な援助よりも
人的、物的資本の長期的な蓄積につながるから、貧しい国の人々にもはるかに有益だ。
政府間援助のような、国家という中間搾取団体を肥え太らせることのほとんどの方法ではなく、
貿易によって、平和的に互助しつつ、世界が並行的に住みやすい場になる、
これがリバタリアンの理想であることは間違いない。