kurakenyaのつれづれ日記

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恐竜博物館

福井県勝山市にある恐竜博物館に行ってきた。


普通この手の施設では、
「触れないでください」とすべての展示物に書いてあるものだが、
けっこう多くの展示物がレプリカとして購入していることもあってか、
「やさしく触れてください」とあったのは素晴らしいと感じた。
キョウリュウのレプリカや化石が世界的に流通する商品になってきたのだ。


施設全体も大きくて快適だし、Tレックスに限らず、
セイスモサウルスなんかも全体骨格があるなんて、すごい!!
入場料が大人500円というのは、すごくバーゲン価格だ。
(もちろん、納税者がそう思っているかどうかはわからないが)。


僕が昔恐竜図鑑を見ていたころに比べて、
一番変わったと感じるのが、恐竜の体の色。
昔は、恐竜はトカゲのデカイやつみたいな認識だったので、
地味な色で描かれていた。
が、現在の常識では、キョウリュウは鳥なので、
いろんな模様がカラフルに描かれているのだ。


ある意味、これは興味深いことでもある。
昔の生物学は「機能」重視で、何でもかんでも何の機能があるのか?
的な疑問から形質の説明をしていたが、
現在の主流の生物学は性選択などゲーム理論的になっていて、
クジャクと同じように、単に美しかったとか、かっこいいからとかという理由で
十分になってきたのだ。


思えば、これはバウハウス的な機能主義の時代を経て、
「デザインと機能の融合的」みたいな、現代文化に通じているのかも。