kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

ハード好き

著名な脳科学者にBarron-Cohenという人がいて、
この人は、男性の脳は「機能探究的」にできていると言っている。
つまり、機械のように、何らかの機能的な目的を持ってつくられたものを
理解したり、壊したり、あるいは研究したりするのが好きだということだ。


なるほど、僕は昔からHi-Fi Audioが好きだが、
(少しばかり聞いているのはKeith Jarrettとかだが)
むしろ機械そのものが好きだという感じだ。


カメラもそうで、Zeissに限らず、いろいろと知っているし、
ハードであるレンズや撮像素子に興味があるのだが、
じゃ、被写体はといえば、娘や息子も含めて別に撮りたいと思うことはない。
ので、妻にはいつも家族の写真を撮る気がないと怒られている。


パソでも同じで、いつもネットでいろんなPCサイトを見ながら、
「もこのハードがあったら、どんなに生産性が上がるだろう、ワクワク」とは思うが、
実際にそのハードを手に入れてみると、
当然ながら別に生産性はほとんど上がらない(クソー!)。


クルマも同じで、僕は車も大好きでいつもクルマ雑誌を読んでいる。
大学時代はホンダのVF400に乗っていた。
今も実際に走るのも好きだが、じゃ、どこに行きたいのかというのはまったくない。
なので、もっぱら家族旅行のドライバーになっている。
あるいは、たまには実家へのドライブもあるにはあるが。


実に不思議なのだが、つまり僕は生まれつき機械が好きなのだろう。
その機械の与えてくれる機能の活用というよりも、
むしろ機会そのもののスペックの上昇に興奮するのだ。
全く奇妙な性質だが、僕以外にも多くの男にいるだろうと思う?


無趣味というほどではないが、ハードが好きだというのは
おそらく、男性度、テストステロンの濃度が高いのだろうか、
なるほど、僕の人差し指は薬指よりもずいぶんと短い。
(つまりテストステロン濃度が高い)。


今となっては、クルマの技術者なんかになればよかったのだろう。
なんでまた大学の経済学教員なのか?
なんというか、実に不思議な偶然ではある。