kurakenyaのつれづれ日記

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トヨタにテスラ買収してもらいたい

こんにちは。

 

さて、今日は移動日なので新幹線にてマッタリ。ヒマなので一筆啓上。

 

今年の春にクルマが壊れた(というか壊してしまった)ので、人生最後の高価な買い物としてテスラを買った。あと5年もしないうちに、テスラはBYDに飲み込まれてしまうかもしれないが、基本的にテスラファンなので、それは特に気にならない。

 

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で、前にリーフに乗っていたときにも感じたことだが、もう一度。

 

ところで、リーフは平地でも100キロしか走らなかったので、実家に帰るときに3回も充電が必要だった。ということで、峠越えで2時間半の道のりを、4時間以上もかけて帰っていた。これは自分が大学に勤めていて、時間貴族だという特殊な状況で許されたのだが、両親が倒れるとこのライフスタイルは許容不可能になって、ディーゼルを購入。ディーゼルは素晴らしくて、一回の給油で1000キロも走る。とても気に入っていて文句はなかった。

 

でも、今もう一度EVに乗って感じるのは、NVHの良さ。エンジンの振動やサウンドがないというのは、エンジン好きにはネガティブなようだが、おそらくほとんどの人に(おそらく単なる移動手段だと考える女性にとってはもっと)とってはポジティブな要素だろう。

 

運転好きにとってもっと重要なのは、重心の圧倒的な低さと安定性。よく「鼻先が軽い」などとBMWの3気筒エンジンが褒められているが、そういうレベルとはまったく異次元。リーフも良かったが、専用のプラットフォームを使ったテスラは、トルクの立ち上がりのシャープさもあって格別に運転が快適だ。

 

BMWメルセデスの大排気量とか、ハイパワー車などと比べることはもはやできない。そういう車は確かに速いには速いが、その感覚は「エンジンに引きずられている」のだ。これと違って、EVはタイヤの間にある、重くて硬い板がすべっているという感じ。直線番長としてのスピードの問題なくて、曲がったときの重心と安定性の違いがありすぎる。

 

ほとんどの「モータージャーナリスト」がほとんどまったくこうした桁違いの乗り心地について触れずに、単なる運送機械としての航続距離や充電時間にしか、触れないのはなぜか?? なにか邪推してしまうくらいに大きな違いがあるんだよ。まったく別の乗り物に進化しているというべき。。。

 

ボクは別段に中国が好きなわけではないが、若い中国人が「EVが先進で、エンジン車はもう古い」と認識することほど、ここには十分な違いがある。あと10年もしたら、世界中の全員がそう感じるようになるだろう。

 

あと気になるのが、クルマ好きには納得できないのだろう「中国製」という概念。自分的にはテスラが上海製でも特に気にならないが、それはXiomiでもHuaweiでも同じこと。去年から、ついにいろいろとXiomi製のスマートウォッチなどの製品を使っているし、電源はAnker、(そもそもiPhoneにしても中国製)だが、もはや素晴らしい製品だとしか言いようがない。

 

話がそれたが、要は、次の10年以降に電池産業で圧倒的な中国にクルマで勝つのはひじょうに難しいだろうということだ。AIを使った自動運転も含めて、ひじょうに苦しい。

 

さらには、よく素材産業はまだまだ日本製という人がいる。それは本当だし、結構だが、そういう「改良型」の部品・部材産業が圧倒的な競争力やプレゼンス → 利益マージンの増大、→ 高い一人当たり所得を作り出すような気がしない。

 

実に難しいことなんだろうが、テスラを吸収するのはBYDではなく、トヨタであってもらいたい。これから5年は続くだろうPHVの大儲けで、20-30兆円でテスラを買収してもらいたい。そうすれば、まだ日本もなんとかなるかも。。。

 

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