kurakenyaのつれづれ日記

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チェコはハンガリーよりもきれいでした

こんにちは。

 

一昨日はプラハからプダペストに移動した。で、街や建物そのものはオーストリア=ハンガリー帝国という歴史からだろう、とても似ているという印象。

 

しかし、全体として街を歩くと、チェコのほうが豊かできれいだという感じがする。建物の傷みの修復の度合い、路上の汚さ、なんとなく立っている飲み物やのおじさんたち、クルマの古さや汚れのひどさ、などなど。すべてがチェコのほうが豊かな社会であるということを教えてくれる。

 

実際、一人あたりGDPを見てみると、チェコが3万ドル、ハンガリーは2万ドル。100年前の建物の立派さは同じなんだが、それをきちんと補修して美しく機能的にupdateするためには、それなりに金がかかり、その違いが街全体の美しさにつながっている。

 

同じように、途上国に行くと、飲み物中心の小さな商店の前に、オーナーと思しきおじさんが無意味に立っていることが多いが、それはやはり人件費がとんでもなく低いから。先進国であればあるほど、コンビニ的な店はチェーン店になって管理が効率化しているので、そんなダラダラした人はいない。

 

戦前からチェコにはシュコダのような自動車メーカーがあって、今も復活している。ハンガリーにはそうしたメーカーはなくて、工業生産力はかなり違っていた。それが共産主義時代には両方ともにボロクソになったのは同じ。しかし、解放されると昔からの差が復活したというわけだ。

 

チェコの自動車生産は、シュコダなど30万台に対して、ハンガリーは10万台。人口は1000万人でほとんど同じだから、工業力の差がそのまま豊かさに繋がっているということなのだろう。

 

skoda octavia

それにしてもシュコダのオクタヴィア、スペルブ、カロックなんかはかっこいいし、タクシーやウーバーに乗ると、その乗り心地も完全にVWのゴルフ、パサートそのもの。ぜひとも日本にも輸入してもらいたいものだ。

 

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