kurakenyaのつれづれ日記

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高齢者福祉との10年戦争

こんにちは。

 

今の高齢者比率は28%だが、これは30年には33%、40年には36%まで上昇する。これだけだと大した変化ではないように感じるかもしれないが、年金高齢者を支える労働者は今の2人で1人から、1.3人で1人になるから大きな変化だ。

 

問題は高齢者の医療費が毎年1.5%ずつ上昇することだ。これは新しい治療が開発され、それが医療保険でカバーされるという医療の高度化があるからだ。で、2040年までには高齢年金、医療、介護は200兆円になる。これは人口の急減する日本のGDPの40%であり、その他の政府活動も入れると、今の58%の国民負担率は70%をゆうに超えるはずだ。多分75%ほどになるだろう。

 

これはナチスや日本軍の全体主義とは違うのだろうか?? 医療・介護は厚労省の役人が、そのサービス内容の種類や実施方法、価格のすべて決める。

 

コロナは2020年に始まった。そして高齢福祉費の急増は2030年までには、十分に若年労働者を飼い殺しにするだろう。2020年代の10年は、日本にとっての「高齢者福祉の10年戦争」なのだ。これがこの夏、ボクがついに思い至った全体主義との戦いの有り様だ。

 

二次大戦ではアメリカという見やすい敵がいた。しかし、今回の戦争は「高齢者=医療クラスター=政府の高齢医療制度」というふうに敵が多層的に存在しているために見えにくい。それでも、このまま進めば2040年までに日本人労働者はケツ毛までむしり取られ、世界最初の福祉全体主義の国になるだろう。2020年からのコロナでも露見したように、政府の言いなりになるのが日本人の特徴だ。これはかつて戦争に懐疑的な非国民の糾弾、大本営発表を無批判に信じることでも同じだった。

 

10年戦争の始まりであった、新型コロナ騒動が未だに終わっていないのが典型だ。欧米では、もはや完全にコロナは単なるインフルの一種になった。それでも、日本では医療クラスターの大本営発表を信じていて、それは恐るべき感染症らしい。

 

繰り返すと、次の日本の壊滅は2040年までに医療にすべてのリソースを奪われて、福祉全体主義になることだ。それをマトモに意識して反対していきましょう。

 

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