kurakenyaのつれづれ日記

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2040年人口シミュレーションやってみた

こんにちは。今回は長いので注意してください。

 

2010年の国立人口問題研究所の予測では、2030年の日本人の人口は1億1600万人ということだが、これがホントにどのくらい信用できるのか、シミュレーション計算してみたら、ほんとに1億1900万人になった。

 

日本の中長期滞在外国人+特別許可外国人(朝鮮人・韓国人系など)を足すと280万ほどだから、彼らの数が変わらないとする研究所予測と、ほとんどぴったりと合っていた。

 

あとの結論を簡単に言うと、2030年においては、出生数の研究所予測77万人は、ボクの75.2万人とそれほど変わらない。高齢者比率の占める人口比率は31%、さらに後期高齢者の占める比率も61%で予測とほとんど同じ。

 

でもコロナで結婚数が減ってるから、これからも出生率と数はどんどん下がるんじゃないのか? 2019から2021年の出生数は、87万から81万と急速に下がってるけど、これがあと9年後に77万というのは、とてもじゃないが、ありそうもない。多くの人が、少子化が5,6年進んだと推定しているから、2024-26年あたりの出生数が77万になるんじゃないだろうか? 

 

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それはさておき、2040年はだいぶ違う。

 

2.2040年では、人口は研究所予測が出生率中位1億1092万人、低位1億833万人だ。僕の予測は1億782万人だから、出生率低位予測よりも50万人も僕のほうが少ない。

 

この人口の違いの理由は、出生数の研究所予測が74万2170人、僕のでは、66万1273人。研究所予測が8万人以上多いのは、予測がコロナ前の2017年のものだから。多分、僕のほうが現実に近いだろう。

 

ちなみに高齢化比率の研究所予測は35.3%だが、僕のでは32.5%と少し低くなっている。これは研究所予測が現在の死亡率よりも今後はさらに低下する(長寿命化)という仮定をおくため、団塊の世代がもっと生きているかと思う。

 

(こうした数値の詳細な予測変化を入れるのは、学問的にはとても難しい。どういった仮定をおくかで、かなり恣意的な予測ができてしまう。)

 

さて、男女の年齢別人口をグラフにした。まあ一見しても、人口研のとまったく同じだけどね。とりあえずコロナ後の予想としては、初めてのもんじゃないかと思う。ガクッと減ってるところが、1965年生まれの丙午(ひのえうま)。一番多くて、山の頂点になってるのは団塊ジュニア

 

 

 

女性の方が長生きだから、91歳あたりに団塊世代の終わりが多く生き残ってのがわかる。

 

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コロナって実は3万人しか死んでいないし、むしろ2020―2021年の死亡者数を減らしている。しかし、そういうのは長期的にはどうでも良くて、大きかったのは、コロナ心理の自粛が、すべての活動を減らして結婚数も減らしたことだ。

 

さて、こうして2021年の年齢別出生率・死亡率と人口をそのまま使って、まるまる2日かけて、将来人口を再計算していった。クソ面倒だったけど、時間をかければできるな。これで2040年までの年齢別人口が出たので、これからは平均的な年金や、医療費なんかから、その増加なんかもユルユルと計算してみたい。

 

最後に、ちょっと驚いたのは、調べてみると、14歳とかで子供を生んでいる女の子がいるということ。毎年2,3人だけど、、、、あとは、たしかに50歳以降ほとんど子供は産まれないということも。

 

人生100年っていうけど、女性が子供を産めるのは、15歳から50歳までの人生の3分の1しかないんだね。世の中って難しいなあ。

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