kurakenyaのつれづれ日記

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減税、規制撤廃しかない!!

こんにちは。

 

厚労省の資料では、現時点での社会保障費は130兆円で、国民負担は22%。で、2040年の社会保障費は190兆円ほどになるという。財務省によると、その時点での国民負担率は24%なんだと。

 

 

しかし、これは完全にありえない妄想で、単なる官僚のブル・シット・ジョブ。GDPが2018年から1.8%ずつ増加するという、絶対にムリな仮定に基づいているから。

 

2021年の出生数は81万人で、人口の自然減少は64万人=0.51%、これからは一方的に1%ほどにまで上昇する。おまけに、無意味だったコロナの馬鹿騒ぎせいで、人口問題研究所の予想よりも6年進んでいる。ところで、2040年の政府予測でも死亡者数は168万人、出生数は70万人(←これはもう絶対にムリ)。つまり1%以上の人口減少が続く。 

 

とすると、一人当たりGDPが3%くらいで成長しないと、GDP2%の成長は実現しない。実際には、人口全体がますます高齢化するから、労働力の活力はなくなって、生産性向上はとてつもなく難しいはず。せいぜいが、1%の生産性向上が実現する程度だろうが、それは人口の減少で相殺されるから、GDPは変わらない。

 

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ということで、このまま規制改革なし、高齢医療保障の改革なしなら、GDPはどんなに良くても0%成長の維持だ。この場合、2021年GDPの530兆円のうち、190兆円(これも高度医療の普及でもっと高額化するはずだが、、、)とは、36%になる。これは現在よりも、14%の負担増加。

 

当然、政府は教育や、インフラなどを整備し続けるはずだ。その場合、国民負担率は現在の57%(国債発行込み)にくらべて、そのまま社会保障費の増分の14%が加えられた71%。

 

71%のリソースが政府によって集められて、政治家と官僚が使う社会が自由主義国家と呼べるのだろうか? これはステルス的独裁国家だろう。

 

ハイエクナチスやソヴィエトを独裁国家として糾弾したが、実は民主主義の日本こそ、これからシルバー民主主義独裁国家へと転落しつつあるとは、、、

 

減税、規制撤廃しかない!!

 

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