kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

ヨーロッパで、夏時間がなくなるらしい。

 

これはとても結構なことで、夏時間にはネボスケの僕はアメリカでもとても困っていた。まあ小さな時差ボケのようなものが起きてしまう。

 

1時間の変更で、心筋梗塞も増えるし、自動車事故も増える。工場での事故も増えているようだ。いろいろと健康リスクが大きすぎるということが、ビッグデータが整備されるに従ってわかってきたのだ。こうした人間の健康中心という態度への変更は、実にスガスガしい。

 

(ちょっと調べてみると、夏時間を採用したのは第1次世界対戦時のドイツだという。戦争によって生産を拡大したいので、照明電気のいらない時間を利用しようとしたらしい。イギリス・フランスもこれに続いて、ヨーロッパ人は夏時間というものを20世紀全般に次第に広く採用するようになったというわけだ。)

 

なんか僕が若かった頃には、日本人ももっとアフターアワーを楽しむために、夏時間にしろ、とかいうような意見もあったが、止めておいてくれてよかったよ。日本人は何を決断するのものろいから、永遠に不合理な制度が続きそうなのが怖い。

 

似たような話には、日本の歯科医療という問題があって、日本では「削る」というのが普通すぎる。削れば削るほど、80歳時の残存本数も減ってしまう。スウェーデンの80歳は24、5本の歯があるのに、日本では10本ほど。(下のグラフの数値は多分、数年から10年前のもの。)もっと予防歯科に点数を回して、反対に削ることには医療補助を与えずに高額にすべきなのに、そういったスウェーデン型への改革は、日本歯科医師会などの反対もあって絶対にできない。

 

 

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社会が成熟するというのは結構だが、政治制度は既得権益中心で硬直的にすぎるということなのだろう。ハンコも漢字も続ける不利益は明確なので、もうヤメてもらいたいんだけど、、、まあ次のマッカーサーの登場までは止められないだろうなあ。

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