こんにちは。
いろいろと調べているうちに、前に書いたことが間違っていることに気づいた。ので、せっかく真面目に考えているので、ぜひとも訂正したい。
「労働力人口が年間どれだけ減っているのか」については、テキトーに0.76%のペースで落ちてるんじゃないか? と書いたが、実は総務省統計局に労働力調査という確定資料があった。
で、2022年3月における労働力(就業者)人口が6684万人。2021年3月が6649万人、つまり労働力は増えている。これはコロナで失業した人が、再就職しているからだ。もっと長い期間で見ると、
2022 6684
2021 6649
2020 6700、 これがコロナ時点の3月なので、おそらく就業者数の最大値
2019 6687、
2018 6620、
2017 6433
2016 6339
2015 6319
2014 6298
2013 6246
2012 6215
2011 大震災で資料なし
2010 6210
だんだんと増えてきたということは、意外なことだが、団塊の世代は今でも働いている人が多いということ。2009年から日本の人口は減少してきた中で、就業者数が増えているということは、高齢者がますます働くようになったということだ。
2022年の就業者と人口の比率は、6684/12550=53.3%。つまり、人口の半分ちょっとが働いている。
ちょうど10年ほど前、団塊の世代が65歳になる時点、つまり2012年あたりの日経なんかを読んでいたら、「団塊の大量退職で日本の労働力人口は激減」みたいな記事があったが、それはまったく当たっていなかった。その後も就業者数は2020年まで増えているんだから。
団塊世代はもう75歳あたりになっているけど、多くの割合の人が働いている。おそらくはスーパーのカートを押したり、清掃スタッフになったり、その他の方法で仕事を続けているんだろうか。日本人ってホントに勤勉だ、心から尊敬!!
とはいえ、さすがに80歳に向かう、これからは無理だろう。今後は急速に労働力(就業者)は減るはず。
逆にいうと、少なくとも、2020年までは労働力をだんだんと増やしいた日本のGDPがまったく成長しなかったということは、それだけ労働生産性が(おそらく労働者の高齢化と相まって)落ちてきたことの裏返しだ。
がんばってほしい、日本。
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