こんにちは。
人口問題研究所の予測というのは、出生率が1.3代のままで維持できるという仮定に基づいている。低位推定では1.2ほどにしているが、これもアヤシイ仮定だ。
で、人口動態統計の速報を見ると、今年2022年の1-4月の出生数は25万5277人で、これは去年よりも3.14%少ない。このままのペースで行くと、今年の出生数は78万6484人。
この場合、おそらく出生率は1.22くらいにまで下がるだろう。でも、韓国の出生率が0.8くらいまで下がっているからには、格差が広がる日本だってそういう覚悟が必要なんじゃないか?
これに関連して、最近は男性の生涯未婚率は3割超え、女性でも2割を越えているが、これだって、今後はもっと上っていく可能性が高い。結婚にはいいところもあるが、いろんな束縛もある。当然、結婚しないという選択、あるいは婚活をしないような流れの人生はとても現実的だ。
僕の親の世代では、結婚するのが当然で、どんな形でも親(僕の祖父母の世代)は子どもたちを結婚させていた。それが、もっと自由なライフスタイルが許されるようになって、結婚しない、子供もいない、というものがそれなりの人に選ばれるようになったというだけなんだろう。
こうして、実は昔から奥手の人はいたのだが、それが世話焼きの人たちのおかげ、かつ世間体や常識のせいで、結婚して子供がいたというだけだ。おまけに現代社会では、アイドルのオタ活しても良いし、ヴァーチャルな彼氏、彼女に満足するのもありだ。
政府の大規模なネズミ講である社会保障システムというのは、こうして現代では崩壊する運命にあったのだろう。なんでこんなことを始めちゃったのか? 政治家も人間もとんでもなくその場かぎり、自分のことしか考えないものだ。
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