kurakenyaのつれづれ日記

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池袋ウェストゲートパーク

こんにちは。

 

何を隠そう、隠したこともないが、ボクは「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの愛読者だ。あるいは読んだことのある人は納得してくれると思うが、文章のスピード感やジョーク、世界観全体が楽しい。いかにもオトコの世界で暴力が溢れているのに、全体に妙に人に優しい感じ。現実がそんなにきれいなものではないことはわかっているつもりなんだが、、

 

少年計数機 池袋ウエストゲートパーク2

 

(ちなみにアニメにもなってるが、あれは良くなかった。原作の疾走感、軽さ、皮肉、現実非現実感の同居などのクールさが、常識的で凡庸な絵によるアニメ化で、ほとんどすべて失われてしまっている。なお、実写は見てないので、今度見たら報告します。)

 

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小説そのものの良さに加えて、実際のところ、自分が本当に西北池袋に住んでいたというのがある。大学に入った時、おばが石神井公園に住んでいたこともあって、1984年に北池袋の安めのワンルーム・マンションに住むことになったのだ。

 

そういえば初めての一人暮らしだったので、電話がまだ通じていなかった(当然ケータイもない)最初の数日は、それまでの人生で一番の「うーん、寂しいわー、こりゃ」といった感じを味わった。

 

池袋に住んでいると言っても、駅まで徒歩15分の池袋本町というところ。途中の通路があまり民度が高くないのは、小説の通り。でも18歳の少年には、都会の猥雑さも喧騒もそんなもんなんだ、と慣れるだけのことだった。

 

驚いたのは、むしろ朝の山手線の混雑。通学は池袋・渋谷間で、ここは山手線で一番混んでいると思うが、特に朝は東上線西武線からJRに乗り換えるために、ホームから改札口まで続く、とんでもない長さの、おまけに幅広い列ができていた。押し屋もいるし、クソ田舎からやってきた少年でも「東京って、とんでもないとこだな」と思った。(まあ、すぐに一限目の授業に眠くて行けなくなったので、関係なくなったんだが、、、 → 不真面目系の学生にありがち。)

 

ということで、主人公マコトの果物屋はさておき、小説の舞台、東西池袋駅、パルコと東武西武、サンシャインシティはよく知っている(ように感じる)。実際には、池袋西口公園には用事もないので、ほとんど行かなかったが、、、

 

楽しい小説なので、気が向いたらみなさんも読んでみてください m(_ _)m 

 

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