ますます こんにちは。
中国がCBDCをやるのは、覇権国家になりたいのと、アメリカに対抗したいから、というわかりやすい話。
それにしても日本の海外送金がバカ高いのには、辟易する。なんで、改革への方向性もないのか。
ちなみに、CBDCは伝統的な通貨の発行やメイン・フレームの維持よりも安価なだけでなく、ほとんどすべての重要な取引が追跡できるから、経済学者にとっては夢のような話だ。信用創造が重要だという人がいるかもしれないが、それなら個別に銀行に発行権のようなものを付与してやれば、その政治的な特権も簡単に維持できる。
あるいはサイド・チェーンでも良いし、あるいはEtheriumのshardingのようなものを銀行などの特権組織に認めるのもありだろう。(もちろん、僕はこうした政治特権に大反対だが。)
どういうふうに考えても良いのだが、日銀のメインコンピュータの上に乗っている数値を、ブロックチェーンのシステムにのせ変えることが、そんなに大変革だとも思えない。
日本人には、もう誰もヤル気がないだけなんだろう。誰だって、自分が慣れ親しんできたやり方を変えたくない。リスクもあるし、役人が新しいことを覚えるのは、ただ面倒なだけだ。おまけに誰かの目に見えるメリットもない。
うーん、衰退する国家、社会というのはこういうものなのだろう。
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