こんにちは。
ときどき利用する一番近い近所の喫茶店まで歩いてきて、食事をして日経読んだりしていた。すると、まさに今となりに座った70すぎのオジサン(というか明らかに引退しているからオジイサンか)がシュクリームを食べているところに、呼び出された証券会社の営業担当らしい30-40代の男女2人が証券の営業話をしに来た。最近は多くの会社の営業が喫茶店やファミレスを利用するので、こういう状況に(別に見たくはなくても)出会う。
内容は株価、為替、その他の話をしてり、なんか特定の金融商品を勧めているようだが、その内容はよく見るまでもなく、クソ商品であるにちがいない。
ただ、ボクがフシギなのは、こういうオジサンはこの営業さんたちに何を期待しているのか?? ということがまったくわからないということだ。どう考えてもこの営業の二人は、価値ある特殊な知識を、まったく持ち合わせていない。こうした営業活動というのは、世間話をしてもらうためでもあるんだろうが、それにしてもバカらしい無駄遣いだ。
この営業の二人の年収の合計は最低でも1000万にはなるだろう。200日働くとして、その半日は2.5万円にはなる。彼らの話にそれだけを支払う価値なんてあるはずない!
単にS&P500なんかのETFを買い続けるに如くはない。多くのまともなYouTubeサイトでさえも、今ではそう言っている。
第62回 SBI・バンガード・S&P500インデックス、eMaxisSlim米国、楽天VTIどれが一番お勧めか?【株式投資編】
WealthNaviみたいなAIでさえも、それなりの手数料をとるので、自分でやれば良いように思うが、、、それでもロボの計算は一瞬なので、そのためのエネルギー費用としての持ち出しは最低限なのだろうし、国際的な売り買いを自動的にやってくれるからには、意味があると考えるのもありかもしれない。
結局、あらゆる知識を自分で得て、投資を判断・決断するというのは知的・心理的なコストがいるので、こうした営業さんのような話し相手になるような人が存在するのだろう。新宿の母とか、占いの館があるんだから、別に目くじらを立てることもないのかもしれない。
同じような話だが、自動車ディーラーの営業マンもほとんど不要な職種だと思う。いや、いらないオプションやサービスを勧めることで、満足度を下げているんじゃないのか? と疑われてしまう。テスラみたいに、ネットでポチッと買えたほうが、よっぽど効率もいいし、うるさい営業マンとのやりとりがなくてありがたいと思うのだが、、、
実際、どう少なく見積もっても、テスラは営業活動や宣伝を行っていないことで1台あたり20-30万円は安く販売してるはずだ。
おそらく多くの人にはいろんな思い込みや常識があって、資産家や高級車の顧客には、「あなたは特別です」みたいな扱いをしてくれる営業マンが必要だというのがあるんだろう。あるいはウェブ画面のボタンをポチッと押して1億円の取引が行われることは、どうしても信用できないのかもしれない。それよりも、面等向かって誰かを介して取引をしたほうが安心できるということかも。
それにしても、世界は変わっていく。人間を使うこと、サービスというものがどれだけ高価なことなのかを、古い人ほどよくわかっていないんだろう。そのサービスがホントに何万円の価値があると思うのだろうか? フシギとしか言いようがない。
さて、もう家に帰るとするか
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