kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

今さら暗号通貨を疑うヤツ!?

こんにちは。

 

いつものようにヤル気が起きないので、酒でも飲みながらBlogを書くことにする。

 

最近なんかCardanoがすごく値上がりしている。これはEthの混雑がひどくなってきたので、みんなが代わりのDeFiプラットフォームを待望しているということらしい。実際にプロジェクトの数もCardanoのほうがEthよりも多くなってきたというのは驚きだ。DeFiの世界がそういう方向で進化するかもしれないが、Eth2.0が機能するようになるとも期待されているので、良いライバルということになるのかもしれない。

 

さて、Bitcoinは500万、Ethは今は20万円ほどまでバク上げしているが、これから暴落するとか言っているヤツが今だにいるのというは、まったくホントにフシギだ。ここではそういうヤツらは意味がないので、(笑いながら)同感できるBitcoiner反省会をおすすめしたい。

 

 


ビットコインをガチホするだけの戦略は本当に正解なのか?

 

 

つまるところ、ビットコインがDigital Goldになるだけじゃなくて、会社の株式というもののすべてがDeFiの制度の上に載ってくるだろうということがなんで理解できないのか?? 

 

今の会社制度とは国家が設立を認定して、その株式は証券取引所が認めたものしか上場できない。つまり完全な国家統制。これには詐欺的な案件が少ないという利点があるが、つまりそれは権威を信じることの裏腹だ。

 

DeFiという新たな金融の潮流からすると、プログラムを開発する会社が(従来の)金融機関で、取引所が(従来の)証券取引所と証券会社・投資銀行を兼ねたものになるはず。次第に一般の会社もコインを株式の代わりに発行するように変化するだろう。こっちのほうが全世界的な流通も簡単だし、株主による投票も簡単だ。当然に詐欺も簡単になるから、その辺が消費者保護という概念とは相容れないが、それはzero-trustという概念の裏返しでやむを得ない。

 

同じことだが、CBDCを否定する人間がいるのもフシギだ。早晩 すべての「通貨」がすべてデジタルになることは疑いない。これはブロックチェーンという技術の採用とは関係がない。だって、プライベート・チェーンの場合はroll backができるので、ブロックチェーンと呼ぶメリットがないからだ。しかし、これまでの通貨制度は特定の銀行に特権を与えることで、その通用範囲を事実上限定してきた。つまりネットで一体化した世界では、そもそも、これまでの通貨管理制度にはメリットがない。だからこそ、これまで世界通貨として何の影響力もなかった中国が、元のCBDCを先に実現して世界の基軸通貨にしたがっているのだ。(まあ ECBもFRBもすべて中央銀行の理事というのは単なる政治家もどきだから仕方がない。)

 

全体として、いまも暗号通貨の意義やその将来を疑問視している人間は、現在の通貨・金融・会社法制度が究極的な形だと勘違いしているんだろう。全地球的なネットの普及を前提とした未来のファイナンスのあり方について、まったく考えたことがない(か、考える能力がない)のだ。

 

これまでの銀行は、国家からの特権を維持するために活動して、多くの支店を物理的に構築して現金を数えるのが仕事だった。これからの銀行や証券会社とは、CardanoやPolkadotのようなプログラマーの集団、あるいはBinanceやCoinbaseのような取引所を運営・改良するプログラマー集団のことであって、常にDeFi金融に関連して、各種のプログラムを改良するのが彼らの仕事になるのだ。いや、もう そうなっている!

 

アメリカではMicrostrategyやTeslaがビットコインを買い、Paypalや(多分)Mastercardが暗号通貨を扱い始めている。Krakenは、取引をBitcoinのlightning network (Bitの2nd layer)と一体化するという。これは間違いなく、取引所という機関の意義として最も重要だ。これに比べると、日本の会社は政府から承認を受けること、さらにはクソコインを売ることには忙しいようだが、取引スピードなどの暗号通貨全体の取引効率化には改善には何もしていない(計画も公開していないのは、Githabを見ればわかる)。

 

そもそも日本の工学系、プログラム教育はまったく数も少なければ、内容のレベルも現代にあっていない。旧帝大の学部には今も大量の農学部があるのに対して、工科大学・工学部が脚光を浴びているわけでもないし、AIも暗号理論も重視されていない。すべて暗澹たる気分になるが、日本の大学教育はすべて文部科学省の末端機関でしかないからには仕方がない。政府にはVisonなんてないし、それが必要もない役人がすべてを許認可する国家に未来があるはずがない、、、、

 

ザンネン ムネン。

 

 

 

 

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