kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

功利主義は日本人に合わない

こんにちは。

 

涼しくなってきたので、マスクをするのがそれほど大変ではなくなってきたのは、ありがたい。まあ あまりマスクはしていない方なのだが、、、

 

さて、たまたま文春だったかを読んでいたら、「全員がマスクをするのは逆におかしいのではないか」といった意見が2ページほどにわたって書いてあった。これはトランプ大統領の支持者はともかく、日本の新聞・テレビではまったく聞かない意見で、やや驚いた。

 

自分がコロナに感染するのは、勝手だろうという意見はあり得る。

 

1.「ある人がコロナにかかったら、病院や医療システム全体に負荷がかかってしまう」というのが社会派の反対意見だろう。

 

これは「なぜ、バイクに乗るときにヘルメットをかぶらないといけないのか?」とか、あるいは「なぜ、シートベルトをしていないと罰金・減点されるのか?」という問題と同じだ。

 

2.さらに「自分がコロナに陽性の場合、周りの人に罹患リスクが生じる」というものがある。これはもっと直接的な「外部経済」となるので、まあ「タバコの副流煙が周囲の人の健康に悪いので、タバコを禁止しよう」とかいうものに近い。

 

どっちにしても外部経済が良くないということだが、うーん、インフルエンザに対する扱いと違いすぎるように思うんだが、、、 日本人は毎年1万人以上がインフルエンザで死んでいるのに、コロナで死んだのはその半分にも満たないんだよ。

 

結局、もし経済的な資源の配分を大きく変えるなら、経済的な苦境に陥る人はかなりの数に及ぶ。彼らには、精神的な、(あるいは自殺を含めた)肉体的な負荷がかかる。功利主義的に計算すれば、どうなんでしょ。

 

news.yahoo.co.jp

 

 

そういう論文があったと聞いているが、最近はcatch upしていない。残念ながら、結果がどうであっても、そういう議論は日本人の心には響かないんだろう。

 

 _