kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

本当に必要なもの

こんにちは。

 

 

前にも書いたことなのだが、アメリカ時代のボスのことを思い出した。彼は妻に対して、「本当に必要なものを買うことにしよう」と提案しているのだと言っていた。ボクはいぶかしく感じていたが、案の定、数年後に彼に会ったときには離婚していた(苦笑)

 

 

何が無理なのか?? といえば、つまりは「本当に必要なもの」なんてないのだ、ということ。この時代に時計などが必要か? (1万円のアンドロイドではなくて)iPhoneが必要か? リーバイスは? ナイキは? 

 

なんだって最低限度の機能を持つものを100円ショップ、古着屋、ディスカウント・スーパーで買って生きることはできると思うが、それが普通の人間のしたい生活になるのだろうか? なんらかの別の遊び、余裕、目的が必要だろう。

 

もっと難しいのは、妻と自分はまったく別人だということ。目的関数が違いすぎる!! こっちが相手の幸せを勝手に判断してやるというパターナリズムをやめて、相当程度に相手の「感じる幸せ」を尊重しなければ、婚姻生活なんて維持できるはずがない。世界に「必要なもの」などは存在しなくて、ただ「欲しい物」があるだけ。

 

ということで、人と人との関係、人生とは知的に理解するものではなくて、実践のアートなのだろう。

 

 

 _