kurakenyaのつれづれ日記

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漢字を英語に代えた方がいい

ロンドンに行った時,デンマーク人の研究者から「お前ら日本人はひらがな,カタカナ,漢字,と覚えることが多すぎるんだよ.結局は英語もやるんだから,漢字はいらんだろう?」と言われた.僕もそうは思うが,さりとて国語審議会のメンバーでもない小生では,,,


ひらがな,カタカナだけでも小学1年生には大変だろう.だって,90文字もあるんだから.これだけだって,ほとんどの国のアルファベットを超えている.そこに漢字が加わるということは,つまりは無意味な負担の増大を意味しているように思う.


そこでゼミの学生に聞くと,「漢字はまだいいけど,英語は??」という答えが帰ってくる.なるほど,自分が小学校時代にどれだけ苦労して漢字ドリルをやったのか,都合よく綺麗さっぱり忘れているらしい.


中国がもし今も世界の学術の中心であるなら,漢字教育にも意味があるだろう.だが,僕はラテン語の伝統のほうがはるかにスバラシイものだと思う.漢字の代わりに英単語を教えるのは難しいはずがない.


だが,政治というのは非常に保守的なものだ.僕も含めて,この教育に慣れた人びとにとっては,変更するなどというのは狂気でしかない.それは新しいマッカーサーが来ない限り,実現不可能なのだろう.



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