kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

日本にも大学は沢山あるが、、、

よく言われる就職氷河期だが、理由付けはいろいろとあって、単に日本が不況だからというものが一番多い。だけれど、昔に比べて、大学の卒業生が増えているというものもあるし、あるいは学生が国内向きの視点でいるのに対して、企業は世界市場、あるいは成長センターであるアジア市場を見ているからだ、というものもある。


どれも原因となっているのだろうが、そういった就職難という一時的な話題でないところで僕が思うのは、やっぱり日本人の視点が内向きに過ぎるというところか。日本人は1年に100万人しか生まれていないが、世界では1億人が生まれているのだから、もっと世界と話し合えるように、シンガポールよろしく教育を英語でしたほうがいいだろう。


教育制度の改革についての過激な意見は日経ぐらいでしか見ないが、僕を含めて多くの友人たちは、日本の大学教育について見限っている。関連して

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1007/26/news011.html

では、海外企業から日本への投資が少ないことが、日本中心の考えとして紹介されている。日本の教育セクターが競争力がないのなら、競争原理によって外国の機関に置き換わっていくのが自然なのだろうが、医療と同じで、国内での規制が多すぎて改革は難しい。


そうこうしているうちに、近いうちに優秀な人材は日本の大学には進学しない、という状態になるかもしれない。(おそらく医者と弁護士、官僚になるためには、日本の大学をでないとダメであり続けるのは間違いないから、そういった権力的職業の魅力が高くあり続けるなら、日本は沈没しても、日本の大学は相対的に沈没が遅くなるかも。)


もし大学に行くために外国にいく必要があるなら、そっちの方が左翼が懸念するところの、親の経済力による、大きな教育格差をうみ出すだろう。あるいは、(中国語である漢字の代わりに)英語で教育をすることなんかより、右翼が言うところの国益にもならない。第一、漢字の使用が1500年続いたからと言って、日本人が中国語に固執する必要なんてないだろう??


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